DV被害と知識の共有の大切さはコレ！
こんにちは！
今回のテーマは、DV被害への理解についてです。意外と理解されていないDV被害について見ていきましょう！
暴力が実はDVの全てではありません。DVと言うと殴る蹴るという暴力シーンが主で注目されてしまいますが、実はそれはDVのほんの一部でしかありません。あらゆる手段を用いて相手を追い詰め、自分のいう事を聞くように精神的に支配し、操るのがDVの目的です。暴力行為や、精神的なDV（モラルハラスメント）などは、支配をし、従わせる手段でしか過ぎません。なので暴力を振るうのに、特に理由はないのです。
私が後にある人から言われた言葉で、「なんで暴力をされているのに、早く逃げなかったの？」と言われて困惑した経験があります。その人は深く考えないでただ単にどうしてすぐ逃げなかったのかな？と私に、普通に聞きたいだけだったのかもしれません。DV被害とは無縁の方からすれば、すごく不思議な理解不能な事なのでしょう。DV夫から逃げることは、DV夫に逆らう事。自分が逃げたり離れたりすることは元夫にとって一番困る事であって意に反する事です。夫のその時の機嫌一つで、自分の身の安全がコントロールされてしまう危機感の中、DV夫に逆らうことは、イコール大変な危険を冒してしまう事なのです。
もし、安易に実家に逃げて連れ戻されてしまったら、どんな事を言われるのか？どんな暴力を振るわれてしまうのか？今まで以上の凄惨なDVにさらされてしまう怖さがあるからです。だから逃げたくても逃げられない恐怖と葛藤を抱えているのです！
DV被害者の無力感
365日毎日暴力を振るわれているのではありません。DV加害者は暴力を振るっていても、時々優しい一面を見せて、つかの間の「安心感」を与えて、またDVをして、精神的な支配のため「安心感」を奪います。これを何度も繰り返します。DV～休止～DV～休止とDVには一定のサイクルがあり暴力の程度もどんどんエスカレートしていく傾向が強いと言われます。DVにさらされている期間が長いほど、暴力はエスカレートの一途を辿るでしょう！
DV被害者は、DVは日常の生活の一部となり、温かく居心地のいい毎日とは真逆の世界にいるので、DV＝逃げるのが当たり前と言う平和な世界の価値観はないのです。逃げるという選択肢すらないのです。声をあげて泣いて、涙が枯れても、どうすることも出来ない状況や、一生このままかも知れないという何も出来ない無力感にとりつかれていって、孤独の中に生きているのです。
DV被害者はどうしたらいいの？
私が感じた事なのですが、私は実はこのブログを始める以前は、DV被害者だとは公表していませんでした。何となくDV被害者、DV経験者と言うイメージがマイナスに感じる。あえて辛い経験を表に出す必要があるのか？言わなくてもいい事なのでは？被害に遭う事自体恥ずかしい事。周りに知られたくないと思って蓋をしていました。
でも、DV被害に遭った方が、DV被害に遭ったと声を上げられないのは、誰にも被害の実態すら分からないし、周りに助けを求められない、求めにくくなってしまい、被害者もそのままになり結局はDV被害は減らないという事になります。
周囲の方の対応も一考する必要もあるでしょうね。DV被害者だと知られてしまうと周りが戸惑ってしまう！DV被害者にはどう対応をしたらいいのか？と言う戸惑いを周囲は抱えることにもなり、DV問題の重さを実感してしまうのです。
DVとはどういうものなのか？普通の暴力との違いは？DV被害者の心境とは？もっと理解が必要なのでしょう。DVは暴力問題、NO暴力と簡単にとらえるには深く重いテーマです！
DV被害から逃れた後の心の回復。PTSD問題、DV夫との離婚はどう進めていくべきなのか？DV問題は一人で対処するにはとても抱えきれない重い問題です。なお一層、社会が理解を示して周囲の理解を得て、DVの知識をみんなで共有していく大切さが求められていくでしょう！
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