警察にDV被害を相談するとこうなる！
こんにちは！
今回のテーマは、DV被害と警察の関係を考えていきたいと思います。
DV（ドメスティック・バイオレンス）被害は年々増加していくばかりで、被害の内容も深刻化しています。DVとは、恋人同士や配偶者間で起こる暴力行為なのだから、暴力振るわれた＝警察に訴える事が出来るのでしょうか？
平成26年1月に配偶者防止法が制定されましたので、DVの被害にあった場合、警察に助けを求めることは出来ます。しかし、実際に対応してもらえるのでしょうか？
毎日たくさんの相談やそれこそ事件があるのですから、家庭内のDV問題なんて相手にされないのでは？そう思っているDV被害者の方も、いるでしょうから、警察の対応ポイントを挙げて見たいと思います。
警察の対応
- 証拠はあるのか？
警察は事件の証拠がなければ介入はしません。本当にDVがあったのか？を具体的に証明する必要性があります。いくら口頭でDVをされましたと訴えても、言葉だけではDV被害が本当なのか分かりません。
「いつ、DVをされたのか？」「どういう経緯からDVを受けたのか？」「いつからDVを受けているのか？」「繰り返しDVをされているのか？」
これらをきちんと証拠をそろえて証明できるようにしないといけません。
DVをされているところを録画、または、音声を録音しておく。DV日記を記録として残しておくなど必要になってきます。
- 相談後の心配
警察から夫の元に警告という形で連絡が入ります。直接指導してDVをしないように諭して、DVの取り締まりをします。
ここで一時的に、暴力は収まる可能性はあると思いますが、あくまでも一時的です。これから何もされないという保証はどこにもないのです。
妻が警察にDVを相談した。その結果警察が自分の所にやってきて、DVをしないように注意した。警察に言いつけたから許せない！さらにひどいDVに発展することに繋がる。
この様な理由により、なかなか動いてもらえない場合もあるという事です。警察に相談をする場合は、DV夫からの反撃に備えて避難をするなど、事前に先手を打っておきましょう。それなりの覚悟がいりますね。
もしDVが証明されて警察が介入した場合は、DVは、暴行罪や傷害罪に該当します。もちろん夫を逮捕して、刑事事件として扱います。
手続きとして、DV被害者が被害届、告訴状を提出する。
犯罪行為の疑いが強まると、捜査が始まります。
おもに、夫婦から事情を聴く。DVの証拠を集める等を行いますが、100％逮捕してもらえるのか？と言うと難しいのが現状でしょう！
警察が動いてくれないのもDVの被害内容にもよると思います。よりひどい暴力や生命の危険度が高いと判断をされた場合などです。でも、そうなってしまったらもう手遅れになってしまうという難しいところですよね。
DV離婚の裁判の時に、警察にDVを相談したことや被害届を提出したことで、どれくらいの深刻なDVだったのか？という証明にはなりますので、活用していきましょう。
精神的なDV（モラルハラスメント）でも、警察に相談は出来ますし、配偶者暴力相談センターや、市町村に設置されている相談窓口も紹介してもらえます。
しつこくストーカーをされたり、刃物を突き付けて殺す！と脅されるなどの身の危険を感じた場合は、迷わず警察に駆け込んでも良いと思います。大事な命ですから、DVの深刻さを訴えて下さい！
生命の危険を脅かされている悲しい現状に心が痛むばかりです。何とかして少しでも、DV被害を減らすことが出来ればと思っています。
一人一人の優しさや思いやりがあれば、DV問題は解決していくのです。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
まずはお気軽にあなたのお悩みをお聞かせください
