モラハラ被害者が加害者にもなり得るワケはコレ!
こんにちは!
モラハラが連鎖することについて詳しく見ていきましょう。
モラハラ加害者の過去を紐解いてみると、モラハラ被害者でトラウマを抱えていたという場合が多いのです。
幼少期の親との関わり方や、家族に対してだったりもあるでしょう。学生時代の友人関係でもあります。私の経験したケースでは義母を例にしてみました。姑がモラハラ人で悩まされている方もいる事でしょう。モラハラ人の考えや行動に???理解できない方もいる事でしょう。モラハラ姑の思考を読み解いて見ましょう。
(元義母は典型的な筋金入りのモラハラ人です)
義母は嫁いで姑からのいじめがあったようです。幼少期も聞いたところでは父親が厳しかったみたいです。そのような虐げられていた過去を抱えていて、息子が結婚、子供(孫)が産まれた、息子夫婦と同居すると言ったタイミングでモラハラが発生したと言えます。義母はとにかく支配的でコントロールしたがり、同居する前は、息子をターゲットにモラハラをしていたらしいので元々モラハラ気質だったのでしょう。
ちょうどいいタイミングで支配しやすい従順な嫁が家にやってきた!
しめしめ!と。
なぜトラウマを抱えているとモラハラへと連鎖をするのか?
義母は昔は嫁の立場でした。姑にはいびられてもひたすら我慢をしていました。
息子は成人し結婚をして嫁と同居。嫁が可愛がられて周囲から優しくされるのは義母からすれば「ズルい」「不公平」「理不尽」だと感じ、表向きには自分がされていた嫁いじめは絶対にしないと公言していても、抑えていた怒りは我慢できないものとなり、ふつふつと怒りは湧いてきます。
義母は幼いころから今まで抱えてきた満たされない思い、大切にされたい、自分は特別だという思い。嫁姑との関係性は「嫁は何をされても我慢するもの!」と思う事で、表向きは上手くやってこれたのでしょう。
しかし新しく家に来た嫁は、モラハラとは無縁でのびのびとのほほ~んとしている。
「なぜ自分はあんなに辛くみじめな思いをして我慢をしていたのに!理不尽だ!」
ふつふつと怒りを感じてきます。
「自分は耐えてきたんだ!嫁にも、同じ思いをするべきだ!」となるのです。
今までの経験したみじめな思い(トラウマ)を消すことはもう出来ません。この鬱憤を晴らすためには、嫁にも、自分と同じかそれ以上の辛い思いをさせないと!それしかないのです。
何もかも取り上げようとする
義母は息子、孫にも嫉妬を感じます。そのため息子や孫への愛情を嫁と取り合い、自分の方が嫁よりも優位であると張り合うようになります。
自分の味方を増やすことをします。
以前嫁だった頃、夫や子供に対して愛されなかった。大切にされなかった。子供を可愛がることが出来なかった。これらを取り戻すためには、自分の味方になってくれる人を作るほかないと思うように。
何事にも自分優先に大切にしてもらわなくてはいけない、自分は一番大事な存在なのです。
つまり、息子や孫から一番大切な人にならないといけないという事です。
そのためには手段を選びません。息子夫婦の関係をぶち壊して仲が悪くなり、終いには妻に暴力を振るうようになってもお構いなし。
孫に嫁の悪口をいっぱい吹き込んで母親のいう事を聞かないように仕向けます。お風呂に入るのも夜寝るのも常に一緒。子供が母親に対して優しい気持ちを抱かなくなる危機感も抱きません。親子間の良好な関係性に亀裂を入れようが知ったことではないのです。また全て嫁の責任として厳しく問えばいいのである。
自分さえ良ければそれでいいのです。
子供の保育園でのお遊戯会での些細な失敗も「お前が悪いからだ!母親が悪いと子供まで悪くなる!世間のみんなはお前の事をせせら笑っている!」
こうやって夫婦仲や親子の仲も引き裂き「家族間で一番大切にされる自分」を確立していきます。
その後は
自分の内心は平穏とは無縁なのです。ここまでしても息子や孫との真の信頼関係は到底築けません。しかし義母本人はまだ満足はしません。
自分が辛くみじめな思いをしないためには嫁にはもっともっと辛くみじめになってもらわないと。辛い思いをさせればさせるほど、自分の気持ちは晴れていくと思い周囲に働きかけていきます。
嫁の実家は厄介な存在でしかありません。警戒をして実家に里帰りをするのを制限して、何か理由をつけて実家とは疎遠にさせたりします。
とことんまで嫁を縛り付け支配をしようとします。
今まで従順に何を言われても従ってきた嫁も、こんな家族とはやっていけないと、エスカレートしていくモラハラに身の危険さえ感じ去っていきます。
長年自分の支配下に置いていた嫁が反旗を翻して抵抗してきました。
義母は自分の身を守るために自分は一切悪くないと躍起になり、ありもしない事をでっち上げ、嘘をつくのは得意技なのです。あることない事作り話をして世間を誤魔化していきます。
(元義母の行動を再現しています)
このような生き方をしているモラハラ人は気の毒な生涯を送るようになるでしょう!仕方ないのです!義母は人格障害者なのですから!
モラハラ被害者が一転加害者にもなってしまうという悲しいケースでした。次々と連鎖してしまうモラハラ。連鎖を断ち切ってモラハラ被害が次のモラハラを生まないように次世代の子供達を守らなくてはいけません。
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