DVの現状とこれからの課題!
こんにちは!
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、夫婦間や恋人など親密な関係にある、パートナーから受ける暴力のことです。暴力と言いますと殴られたりされるというイメージがありますが、直接的にではなくても、精神的にダメージを負ってしまうようなことも、暴力であると認められてきています。
モラハラ(モラルハラスメント)も、最近よく耳にしますが、これもDVの一種だと思います。
これってDVなの?
- 無視をされる。
- 避妊に非協力的である。
- 生活費を渡されない。
- 携帯電話のメールを執拗にチエックする。
- ケンカをして一回だけ殴られた。
- 自分の悪口を子供に聞かせる。
- 外出時の帰宅時間を逐一チエックする。
はっきりいいまして、これらは全部DVに値します。
殴られていないのでは?と思われるかもしれませんが、殴られたから、DVだと認められるとは限りません。精神的にも、このようなことを毎日されたら、された方はたまりませんよね!モラハラも立派なDVです。
今のDVの現状は、昔に比べて認知度も高く、暴力を振るわれてケガをして、DVとして受診をして、受け入れてくれる医療機関も整っています。診断書や警察への被害届などへの移行や手続きもスムーズに出来ます。
専門家に相談をして、「家を出る」「離婚に向けての手続き」もお願い出来ます。
それには、自分が今、DVの被害にあっている!という現実をはっきりと認めることが大事になってきます。DVの被害に遭われている方は、暴力を振るわれるのは「自分が悪いから」という感情にとらわれてしまっています。
自分が悪いからと、「自分の悪いところを直そうと努力をしよう」「努力をすればいずれ、みんなが分かってくれる」「理解してもらえる」と、信じているのです。
そして、家族仲良く暮らせる日がきっと来る!そのような日は永久に来ないのに我慢して日々を過ごしています。
DVをする人とは、分かりあえる日なんて永遠にないです。徹底的に相手を支配して、「言うことを聞かせよう」何も言えないように頭を押さえて喜んでいるのです。
対策はどうしたら良いの?
このような場合は、離婚になります。
私は経験上、問答無用で離婚をオススメしています。まずは別居をしてからでも、いずれは離婚の方向でご相談に応じています。
いつか相手(夫)が理解してくれるし、私の良いところを見つけてくれて、優しくしてくれると、夢を見ていてもその夢は絶対に叶いません。
DVに対してのこれからの課題は?
離婚出来なくても、家を出た後の生活の保障ができるように、子供を連れて仕事をしながら、安心して子育ても出来るような生活が送れるようになれば良いし、それには、いくつかの問題点も出てきます。
- DV夫から家を出た後の連れ戻しの心配
- 子供の学校の問題(転校)
- 仕事を辞めざるを得ない(再就職先を探す)
これらを踏まえて準備も必要になってきます。
じゃあすぐに家を出れば良いのでは?というと、なかなかそうもいかないのです。家を出た後の生活の不安、子供の事といろんな事を考えると、逃げるという決断は出来なくなってくるのです。
DVとは何か?DVについての知識を夫婦間だけでなく、もっと若い世代の人にも伝えていくということが、大切なのではないかと思います。
そして、人を愛する事とはどういう事なのか?という人として大切な事を学ぶきっかけにもなると思うのです。
社会に出てしまえば、仕事をしなくてはなりません。仕事を通しての学びはありますが、このような事を学ぶ機会ももうないと思うのです。
社会に出る前に人を愛すること、人としての思いやりの大切さを、しっかりと若い人達に伝えていくことが、今必要だと思います。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。どうぞ、お気軽に!