DV被害者への心身の安全と支援!
こんにちは!
今回のテーマはDV被害者の心の問題と支援の必要性についてです。
DV(ドメスティック・バイオレンス)は、配偶者や恋人関係など、親しい間柄の男女間で起こる暴力の事です。
DVの多くは女性であり、ほとんど家庭内での密室で起こり、繰り返されます。長期的にDVの被害を受けていた方は、うつ病、PTSD(外傷性ストレス障害)に悩まされ、時には、命を危険にさらされることになっています。この問題は深刻です。
DVを逃れられた後で大切なのは、もう暴力を振るわれないのだ!という心の安全ですよね。DV被害者の、心のケアはどうしたら良いのでしょうか?
DV被害者の心理
DVを受けていた方は、長期に渡り、支配をされコントロールをされていた事により、様々な影響が生じてきます。
DVという状況に対して、自分で何とかしなければならないと考え、一人で抱え込んでしまいます。誰にも、相談出来ずに孤立していきます。
「じゃあ、そんなに辛いのなら、すぐにでも逃げてしまえば良いのでは?」と、思われがちですが、そう単純な問題ではありません!
実家へ戻っても、一緒に暮らしていれば、ケンカの一つや二つはある!多少の暴力は当たり前と、暴力を振るうこと自体、軽視していて、笑って取り合いません。
そして、仮にDVから脱出出来たとしても、連れ戻される恐怖が勝ってしまい、また、DVの地獄の日々が待っています。さらに逃げても、社会的に収入も少なく、生活が成り立たない不安も大きく、特に、子供を抱えている場合は、状況は困難になります。
やはり、生活や学校の事を考えると、子供に不自由はさせられないと考えてしまうのです。これが、子供がいなくて自分一人ならば、簡単に逃げることが出来るでしょう。
この様な事から、今の現状を受け入れざるを得なくなります。
DV被害者の心の傷
長期にDVを受けることにより、心の傷も大きく深くなります。特に、PTSDは治るのに時間がかかります。当時の様子や、言われた事やされた事が頭から離れずに、涙が止まりません。夜も眠れずに、不安になり、外出時にDVの相手にばったり出会わないかと心配で、外出できなくなります。
この様にDVを受けると、身体のケガは治療すれば治りますが、DVによる心の傷はより大きく、深いものとなっています。
DVのカウンセリングは必要だと言われていますが、何よりも、もう暴力は振るわれないのだ!という心と身体の安全の保証ですよね!
安心して夜も眠れるように、二度とDVという悲劇が繰り返されないように、きちんと保証してあげるのが一番だと思います。
そして、再度カウンセリングが必要だと判断をされたら、カウンセリングを受けても良いと思います。一日でも早く、支配とコントロールの世界から解放されて、心の自由を取り戻して下さい!
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