DVで避難をするならシェルターも選択肢の一つです！
こんにちは！
今回のテーマはシェルターについてです。
DV被害にあっている女性は年々増加しています。DVから逃れるために、シェルターに入所したいと思っている方もいるでしょう。でも、シェルターってどういうところなの？どのような人が入所できるの？あまり知られていないシェルターについて・・・を今回取り上げてみました！
DVで、シェルターに入所できる条件として、緊急性があるかどうか？です。今すぐにでも、避難をしなければならないDVを受けていて、身の危険があるか？を警察や、DV相談員が判断をして、シェルターに入所できます。
この時、実際に暴力があったか？を判断されます。
（例）殴られる。投げ飛ばされる。突き飛ばされて、蹴られた。走って飛び蹴りされる。刃物を突き付けられる。
この様に、身の危険にさらされているかどうか？により、シェルターに入所が出来ます。精神的なDV（モラハラ）、経済的なDVを受けている方は、本当に辛いと思いますが、シェルターに入ることは難しいでしょう！
ひどいDVを受けていてシェルターに入所を検討しているのなら、市役所へ相談をしてDVの相談を受け付けているところを教えてもらって下さい。必ず、対応をしてくれます。（シェルターの場所は公表されていません）
シェルターに入所時に施設内に決められたルールがあります。
シェルター内のルール
- 禁煙
- 入所者同士の交流禁止
- 入所者同士のお金の貸し借り禁止（通帳、印鑑、携帯電話は施設に預ける）
- 外部との連絡は取れない（携帯電話は施設に預ける）
- 子供から離れてはいけない
携帯電話は自分の居場所を、DV夫に知られないようにGPS機能が働かないように、「機内モード」にしてから、電源をオフにして女性の身の危険を考えて配慮されています。
実家の両親に連絡を取りたい場合でも、連絡は入所している間は一切出来ません。
連絡が取れることが出来るのは、退所する当日です。
退所日に、預けてあった通帳、印鑑、携帯電話、手荷物は返されます。施設を出たらすぐ携帯電話も使用できます。（携帯番号は変更しなくても良い）
そして、シェルターに滞在することが出来る期間は、大体目安として2週間です。でも、状況により保護期間延長（１か月～）も出来ますので、2週間経ったから出ていかないとダメという事はなく、ゆっくりとこれからの事を考えることが大切でしょう！
退所するためには、退所後の住むところを決めないと施設を出ることが出来ません。
シェルター内にいるケースワーカーの方や、施設の職員、弁護士（無料）が相談に乗ってくれます。実家に行ける方は良いのですが、行くところがない人はアパートに入る、公営住宅、母子寮などに入るなどいずれかを選択しないと、施設を退所することは出来ません！
シェルターでの料金はかかりません。（民間が経営している施設だと有料の場合があります）部屋は、子供の人数に関係なく６畳一間を与えられます。食事は3食出て、３時のおやつもアリ。布団、衣服も用意されています。エアコン、テレビ、お風呂（シャワー）、洗濯機、これらは全部無料で使えます。
「子供を連れてシェルターに入りたいけど、入ることは出来るの？」と心配だと思いますが、大丈夫です。子供を連れて入ることが出来ます。
ただ、シェルターに入所している間は、学校に通えません。退所後は、DV夫の目の届かないところに引っ越さないといけませんので、転校しないとでしょう！
でも、今までのDVの恐怖から逃れることが出来たという、安心感を得ることが出来たことは、何よりでしょう。シェルターに入所したことのある方の感想で、シェルターの事を「ここは天国だと思いました」という言葉が、DVの怖さやDVを受けていた毎日の辛さを物語っています。どんなに辛かったのかを理解して欲しいのです！
本当に命は大切です。どこかでDVで辛い思いをしている方がいるのです。どうか、自分一人で我慢はしないでください。そしてあなたの周りにも、DVで辛い思いをしている方がいませんか？「もしかして？」と気づいたら、優しく「大丈夫？」と声をかけて下さい。その一言から、もしかしたらDVから抜け出せるかも知れません。
DVの被害により女性が泣くのはもう終わりにしましょう！
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