DV夫に対する感情の変化
こんにちは！
今回のテーマは、DV夫と現在に至るまでの私の感情の変化をまとめていきたいと思います。
同居中の思い
夫の両親からのモラハラは最初からありました。でも、嫁の立場であれば、多少何か言われてもよくある事なんだと腹も据わっていましたから、ごく普通の夫婦関係でした。当時から育児には全く無関心な夫でしたが、二人目が出来たあたりから、だんだん本性が現れてきて、夜の帰宅は深夜～何か言い返すと手が出てくる～夫の両親からは嫌味を言われて味方になってくれずに、どうすることも出来なくなっていきました。
まだ、私が頑張れば、この状態が改善すると思っていました。気をきかせてあれこれ振る舞い、家事や育児にも手を抜かず、ただ家族として受け入れてもらいたいというそれだけなのです。でも私の気持ちは彼らには届きませんでした。
段々とモラハラや夫からのDVは収まるどころか、一層激しくなっていき、私が家族として受け入れてもらおうとすればするほど、不思議とDVやモラハラはひどくなっていきました。しまいには夫側の親族も出てきて私はモラハラで吊るしあげられるようになり、長く続くDVにどうすることも出来ない無力感と、気持ちを理解してもらえない絶望感にとらわれていて、一日無事に過ごせることが出来ればそれでいいんだ！今日も生きていられた！そういう事しか思えなくなっていました。
もう子供だけが全てでした。
別居（逃亡）
ふと目にしたDV関連の記事から、自分がDV被害に遭っていることに気が付いた事が幸いして、家を出る決心を固めることにしました。DVの証拠集めもしました。
DVをされたらケガの写真を撮り，医療機関も受診し、診断書も貰いました。
いざ逃げる当日・・・すんなり逃げることに成功！
これからその後しばらく捕まるのではないか？という恐怖や不安はずっと続くことになりました。町でバッタリ出会ったらどうしよう？どこかで夫が張り込んでいて尾行されないか？たとえ車に乗っていても、恐怖心はなかなか消えませんでした。
当時はずっと泣いてばかりで、子供が心配（連れて家を出られませんでした）で置いて来てしまった罪悪感にさいなまれて、でもDVから逃れられてほっとしている自分が許せませんでした。
これはPTSDなのでは？夜眠れない、泣いてばかりいる、DVをされたことや、言われたことが頭から離れない、夫が怖くて外出が出来ないなどPTSDの症状に当てはまっていました。当時は心と身体を元に戻すことに集中していました。焦らず、ゆっくりと離婚に向けて準備もしていきました。
裁判中
離婚裁判に突入しました。夫とは全面的に戦う姿勢でした。向こうも争うつもりのよう。弁護士が付いていたのでDVをされる心配は少なくなっていましたが、夫は怒ったら何をするのか分からない人なので、弁護士も細心の注意をして出会わないようにと取り計らってくれました。
DVから逃れることが出来て、PTSDもだんだん改善してきました。もう暴力は振るわれないという心の安心が得られましたし、次の仕事を見つけようという意欲も出てきました。精神的には不安定でしたが、新しい家族も出来て再出発をすることができ、周りの助けも得ることが出来たので、本当に感謝です。
元夫や舅姑は、離婚には絶対反対！でしたから裁判は長く続きました。私は夫がいないすきに子供と電話で連絡は取っていました。「パパにはママから、電話が来たなんて言わないでいてね！」「うん！ママの事は言わないよ！」とは言っていましたが、後から私からの電話は全部夫に知られていたみたいでした。
現在
全く興味なしです。向こうは私に対して、どう思っているのかは分かりませんが、多分笑ってのうのうと生活していると思うと怒りもありました。でも、今更、理不尽な事をされたとか、DVをされたことを怒ったところでどうにもならないのです。
相手にされたことや、言われたことは忘れませんが、同じレベルにはいたくないのです。相手にするということは同レベルに落ちるだけになります。大切なのは、これからどう生きていくか！なのです！
精神的なDV（モラハラ）やDVをする人に対しての知識を得たことで、夫のような（DV、モラハラ、マザコン）はどういう生い立ちを経験すると、そういう人間に成長するんだな！という事を舅や姑側からを通して客観的に見ることは出来ますし、この経験が今に繋がっているので、決して無駄な事ではなく勉強になったと思っています。
気持ちを整えることで、精神的にも完全に解放されていきました。
子供たちは、もう大きくなりみんな成人し羽ばたいていきました。私もいつまでも、育てられなかった思い、一緒にいれなかった辛さもありますが、いつまでもそれにこだわっているのはもうやめようと思い、吹っ切れていきました。仕方のないこともあると思うのです。
色々な経験は人生の修行と言います。一見過酷ともいえる修行を終え、私はまた新たなステージへと向かって行きます。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
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