暴力はエスカレートする!その怖さを知ろう!
こんにちは!
今回のテーマは、DVの暴力は段階的にエスカレートする仕組みについて考えて見ましょうね。
DV(ドメスティック・バイオレンス)が始まったきっかけは「些細な暴力」。初めから、本格的な暴力をされるという事は、ほとんどありません。そして暴力の程度も回数も、少しずつ多く本格的になっていくのがDVの特徴です。モラハラ(モラルハラスメント)よりもその傾向は強いようです。
この些細な暴力とはきっかけですね。
例
- 話している最中で軽く頭を叩かれた
- 話しかけても返事が返ってこない
- バカにされて鼻で笑われた
- 八つ当たりされた
- 気に入らないと舌打ちする
この様にあまり気が付かないような事が、実はDVの兆候なのです。後で過去を振り返ってみると気が付いてくると言う場合がほとんどなくらい、小さなDVと言う芽が出現してきます。
DV夫はこのような「暴力とは言えないだろう!」という行為を「お試し」でします。妻の反応を窺い、妻が大して怒らなかったり、何事もなくスルーしたり、普段通りに対応しているなど、これらの事を総合的に判断して、「もう少し暴力を振るっても構わないだろう!」と勝手に結論付けます。
DVをステップアップさせます!
例
- イライラすると物を投げつける
- 大声を出して怒鳴る
- 機嫌を損ねると布団から出てこない(完全無視)
- カッとなると頭を叩かれる
この様にだんだんとDVは大きくなっていきます。
DVは一年中殴られているのではなくて、必ず休止期間というものがあり、DV~休止~DV~休止と一定のサイクルで続いていきます。このサイクルも、エスカレートしていくにつれ早く循環していくようにもなります。
対処法は?
客観的に今の自分の置かれている状況をもう一度考えて見ましょう。ポイントは自分がこれからどう生きたいのか?これが大切です。DV=エスカレートしていくという事は身の危険もあり得ると思ってください。離婚をするのか?今のまま我慢できる限界まで頑張るのか?とりあえず別居をしてみてゆっくりと思案するのか?
いずれにせよ、どうにかしないとDVは続きます。
よく、最近DVはされないわ!DVは収まったみたい!
コレ、はっきり言って違います。DVをされなくなったからもうDVは収まった!暴力は振るわれないのではなく、ただDVを休んでいるだけなのです。DV~休止のこの休止期間に入っているので、またいずれDVは起きます。
DVは殴る、蹴るという身体的な暴力が良く知られていますが、これはほんの一部にしかすぎません。DVには、人を人とも思わない暴言を言ったり、陰湿な脅迫や恫喝。マインドコントロール、子供への虐待、ストーカー行為など多岐にわたります。
あらゆる手を使い相手を追い詰めていき、自分の意のままに従わせる、支配をする。これらがDVをする目的と言ってもいいでしょう。DV加害者に男性が圧倒的に多いのは、自分に従わせるのに力を使い殴るやり方が、恐怖を相手に植え付けるのに最も効率がいい方法だと心得ているからでしょう。心に恐怖を植え付けてしまえば、マインドコントロールしやすいという事です!
少しでも、DVをされているのかも?と思ったら早く対処してください!早く対処する事が大切なのです。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
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