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DVで逃げないのは自己責任なのか?

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こんにちは!

今回のテーマは、DV被害に遭っていてもなぜ逃げださないのでしょうか?

 

どうしてDV被害に遭ってもいつまでも一緒にいるのでしょうか?それは力による支配と関係しています。

逃げない理由

誰もがDV被害に遭う可能性はありますし、一旦被害に遭ってしまうと、なかなかその状況から逃れられないのです。逃げたくても、逃げられない。今の状況が自分でも把握することが出来なくて混乱してしまっていて、逃げたいと思わなくなってしまっている場合もあると思います。それに自分が今DV被害に遭っている事を自覚していない人もいます。

DVを受けている方の思考はこのような状態なのです。当時の私を振り返ると思考はマヒしていました。

これをDVに遭っているのに、さっさと逃げないのはおかしい!逃げないのも自己責任では片づけられません!

 

被害者の方は、DVと今の自分の置かれている状況とを比較することが出来なくなっています。DVについての知識もあまりなく、男女の恋愛関係はこのようなもの、このような事はよくある事であって、みんなも経験しているかも知れない。特にデートDVがそうですが。

相手から支配をされていても、それをおかしい事、すぐに逃げるべき事なのか、怒って指摘しなければならないのか?そうとは思わずに、そのままになっているのです。

少しぐらいの叩かれるなんてDVとは言えないんじゃないか?嫌だなと思っても、恋愛なんてこんなものなのかと思って、でも、自分ではどうすることも出来ない無力感になってしまい、諦めてしまう。

 

DV被害と無力感

本当に怖い思いをして凄惨なDVをされてしまうと、精神的に怖くなってしまいます。もうどうすることも出来ないとおもい、何かすればまたひどい目に遭わせられるとという事が良く分かっているので、怖くて何も出来ないのです。

そのような生活がずっと続けば暴力や暴言が当たり前となり、何とか今日一日無事に過ごせればいいと思うようになっていきます。

 

言葉の暴力を受けている場合は、いつも二人っきりの時しか暴力的な言葉は言わないケースの場合は、暴言を言われたことを立証できないとなります。暴言を言われた音声を録音していない限りは身体的な傷もない、医療機関に受診もないとなると、何かを言っても「信じてもらえない!」だったら何も言わない方が賢明とさえ思うでしょう。

 

なぜ激しく抵抗しないの?

抵抗する=身の危険につながるかも知れないという場合があります。例えば、離婚を切り出したら、夫はとても怒り、手を挙げるかも!もし、逃げても居所が知れて連れ戻されてしまったら、どんなに辛いDVが待っていると思うと、とても怖くて実行なんて出来ません。

相手に何をされるのか分からない怖さがあります。

なので被害を最小限度に抑える方法が、何もしない事なのです。

とりあえず、「私が悪かった!」と謝る。相手の怒りが収まるのをじっと待ち、暴力を出来るだけ振るわれないであろう対応をするのがここでの生き延びる方法なのです。

毎日相手の顔色を窺いながら、ビクビクして、機嫌を損ねないように全身で注意を払い、何かの理由で突然怒りだしたら、何が原因だったのかを自分なりに考え、生活の中で地雷が埋まっていて何かの拍子にうっかり地雷を踏んでしまうと、相手は怒りだす、機嫌が悪くなる、DVをされるという精神的な圧力に、もうどうでもいい!と思考が停止してしまうのです。

 

別れることは困難

DV男性にはお別れするのが対処法と言っている私ですが、「別れる事」はとても困難だと思うのです。別れる事なんて全く考えられないと思う人もいるでしょう。

別れる事は、生活が大きく変わってしまうもの。大きな変化にはどうしても抵抗感が付いてきます。それに別れる決断が出来るという事は、金銭面の充実、仕事の充実、自分への自信、一人で自立できる力がなければ、別れたくても、別れられませんよね。全て揃っていればとっくに別れていますよね。

今までの仕事を捨て、慣れ親しんだ土地を離れて新しい生活をスタートするには大きなエネルギ―がいります。

DV男性から逃げるという事は、仕事を辞め、人間関係とのつながりを断ち、DV男性が追いかけてこれない未開の地まで引っ越さなければならないとなると、決断することは非常に困難でしょう。

出来ない選択(相手と別れる事)を迫られてしまう!だったらDVの事は黙っていよう!と被害に遭っている方が心を閉ざしてしまうと、いつまでも辛いDVは続くようになります。

DV被害者は悪くない

性格がダメだからDVに遭う。暴力からなぜ逃げない!こんなの自己責任だと声高には言えません。

みんないろいろな思考、それぞれの性格、今置かれている状況は違うのです。

なのでDV被害者を色眼鏡で見ないでください。

例えどんな人でも、暴力で支配されていいはずなんてないのです!悪いのはDV加害者なのですから。男性も、DV被害者になってしまう可能性も多いにあります。男性がDV被害なんて恥ずかしいという事なんてないのです。

 

周囲にDVに遭っているのでは?という方はいませんか?

もしひょっとして?と思ったら、優しく話を聞いて下さい。最初は警戒してDVを否定するかも知れません。でも、「いつでも相談してね!」と被害者を受け入れてあげて下さい。そしてDVから逃れられて安全な生活が送れるように手助けをしてあげて下さいね!

 

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