DVから逃れる事とは?詳しくはコレ!
こんにちは!
今回のテーマは、DVから逃れる方法!具体的にははどういうことなのか?方法が分からない方や、実際の被害者の体験を参考にしたい方や、今逃げようか?考えている最中の方のために私の体験を挙げてみました。参考になるようでしたら幸いです。
私は以前ずっと自分らしく生きていくことが出来ませんでした。DV被害に遭っていた頃です。あの頃は、朝~一日が終了するまで機械的に自分がDVの標的とならないように、常に相手の顔色を窺い息をひそめての生活でした。自分の居場所をかろうじて確保して、必死にしがみついていました。
そんなことをしていないでさっさと家を出たらいいのに?
どうしても家を出ていく決心がつきませんでした。子供は?連れて家を出るのも大変。子供を置いて自分だけ家を出ることも出来ない。生活も自活する自信もそれだけの収入もない。だったら我慢するしかない!
ではいつまでなの?途方もないこれからまだある人生を、ただ馬車馬のようにこき使われて虐げられているばかりの毎日なのだろうか?泣いても涙も枯れて出てきません。
逃げるきっかけは?
度々DVはありましたが、程度はそんなに重くはなくケガの程度も軽かったのですが、ある日とてつもないDVをされ、人前にはとても出れないレベルの暴力を振るわれ、仕事は当然休み、夫にはDVに対しての抗議もしましたが、「じゃあ、会社を休んだ分の賃金を俺がお前に払えばいいんだろう!」と言われました。
お金の問題ではないのです。
この夫には何を言っても心には入って来ないんだと!お金を払えば良いというこの言葉と、あまりにもひどいDVに、もう一瞬たりともこの人達とは一緒にいられないと思いました。
姑もDVには気付いていましたが、私には、「その顔で外に出たら人目が悪い(全身あざだらけ)から家に引っ込んでいろ!」私を心配して気遣う事もせず、世間体を気にする人。これはもう人ではない鬼なんだと!
私に狂ったようにDVをしても、何事もなかったかのようにテレビを見て笑っている夫。姑は世間体を気にしてばかりで思いやりがないし、何かあると私に当たってモラハラをする。姑は同じ女性であり主婦でもあり母親なのに、私を見ても何も感じないのか?舅もモラハラをして人を虐げていても他人には優しい人格者と思われている。
この家族はおかしい!精神がおかしい!一見してまともな人間ですが中身は狂っているんだ!そう思ったらもう一緒には居れません!
またこの時期に、たまたま見た雑誌にDVの特集が掲載されていました。多分女性の弁護士の方だったように思います。DV被害とはどういう事なのか?実際のDV被害者の方の実例を紹介していて、それを読んだら自分の家庭内で起きている事とそっくりでした。私はDVの被害者だったんだ!理解することが出来ましたが、被害者という部分が結構ショックでしたね。DV被害に遭ったら、その後の対策はどうしたらいいのか?とても詳しく載っていて、それを参考に行動を起こしていきました。
この記事はDVの事を誰にも相談出来ない私の心の拠り所となりました。自分一人ではないんだ!同じように辛い思いをしている方もいる!救われた思いでした。
その後は?
これは私が実践した事です。DVから逃れる事=DV夫とは離婚を前提にしています。
- DV日記をつける
どういう内容のDVをされたのか?詳細に日記という形でつけていました。日にち、時間を明記して軽いDVでも、暴力を振るわれたと自分が思ったらもうそれは暴力なんだと心に刻んで。舅、姑の暴言も同様に明記しました。
言われた暴言を音声に録音するのが一番いいのですがそこまでは出来ませんでした。
- 写真に残す
DVでケガをして傷が残ったら、写真に写す事。DVのケガの証拠になります。日記をつけるよりは、はるかに有効です。医療機関を受診して診断書を発行してもらい保管しておく事。(裁判になった時に有効)
- 家を出た後の住む場所を見つける
住むところの確保も大切。DV夫の知らない場所が望ましいでしょう。友人宅や実家だと、夫が押しかけてくる危険もあるので要注意。協力してくれる方も見つけておきましょう。口が堅くて信頼できる方を。
最低限のDVの証拠集めと逃げる準備としてはここまでが限界でした。
この後家を脱出してやっとDV一家から逃れることが出来ましたが、必死で死ぬ思いで逃げて逃げて。(その後裁判~)
家を脱出する場合、一人では本当に大変なんです。しばらく身を寄せる場所を見つけるだけでも困難なんです。家を出たくても実を寄せるところがない方も多い事でしょう!
一人でもいいので、信頼できる方を確保しておく事も大切なのです。DV夫から隠れていなくてはならないので支援者が必要です。
とりあえずは最も重要なのは早くDVから逃れる事!ここ大切!
これが先決なんです。後の生活の不安はありますが、逃げた後で考えてもいいのです。まずは何をしなければならないかというと、加害者から離れる事です。
DVから逃れる事とは
家を出る事なんでしょ!これは間違ってはいませんが、家を出ることは自分の荷物を持って引っ越しをするのではないという事。「DV夫から逃げても見つかってまた連れ戻されてしまうのです!」という相談を以前受けたことがありましたが、それはDV夫から逃げたのではなく単に引っ越しをしただけなのです。
DVから逃れるという事はDV夫から見つからない所に逃げないといけません。ちょっと探してすぐに見つかる場所に荷物を持って引っ越しただけでは、DVから逃れる事にはならないのです。
DVから逃れるという事は仕事も辞め、交友関係を断ち、荷物も最低限に絞り、絶対に見つからない場所へ死に物狂いで逃げる事なのです。逃げた後も見つかるのではないか?という怖さはあり、しばらくは息を潜めての生活になります。
DVから逃れる事=怖いというイメージはありませんよ。これはあくまで私のケースなので皆さんが必ずしも「こうなる!」とは言えませんし、DV加害者が夫だけなのか?夫の暴力を振るう程度にもよるのでそれにより変わってきます。
周囲の状況も関係してきます。理解してくれる方がどれだけいるのか?私の場合はDV夫、モラハラ舅、姑、夫側の親族もモラハラ人でしたし、実家はDV被害を訴えてもそんなの夫婦だったら当たり前と言い理解もありませんでした。
みんなそれぞれ状況は違いますが辛さは一緒だと思います。
今辛くても、辛い状況は変われるという事!
辛いのならどうしたら辛くなくなるのか?そこを考えていきましょう。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
まずはお気軽にあなたのお悩みをお聞かせください。