あなたは大丈夫?DVのサイクルにハマっていませんか?
こんにちは!
今回のテーマは、DVのサイクルについて考えていきたいと思います。
DV(ドメスティック・バイオレンス)とは、夫婦間や、親しい間柄の男女の間に起こる暴力や嫌がらせの事を言います。年々DV被害は増加の一途を辿っていて、深刻な問題となっています。
DVをする人は、いつも暴力を振るっているワケではありません。いつも毎日嫌な事を言い、攻撃的に殴る蹴るを繰り返したりするわけではなく、人前ではとても優しく振る舞い、たまに見せる優しく穏やかな一面や、自分を擁護してかばってくれる行動に「この人は完全なワルではない」と思ってしまうのです。
そうなると、別れることが出来なくなってくるのです。「この人は、たまに殴ったりするけど、本当はいい人、優しい人!」と思ってしまうのです。
DVをする人にはある一定の行動とサイクルがあると言われています。
私のケースをあげますと、DVの被害を受けている時は、もう毎日が精一杯でした。DVから逃れられるのであれば、藁にもすがりたい心境でしたし、一日無事に過ごせることだけで何も考えることも出来ませんでした。そんなぎりぎりの精神状態でしたから、DVについて詳しい加害者情報や、DVのサイクルについてなんて全く知りませんでした。後からDVのいろんな情報を読み漁って自分で調査もして、だんだんと理解を深めていきました。
私の元夫は典型的なDV男性でしたし、モラハラマザコン夫でした。DVをする人の行動やサイクルも面白いようにピッタリ当てはまりました。
DVの行動とサイクル
- 緊張期(ストレス蓄積期)
日常のストレスや不満を溜め込み、暴力や暴言を吐くためのエネルギーを溜め込んでいる時期です。この時は、イライラを募らせていて感情のコントロールが効かないので、些細な事でも切れる寸前まで行きますが、完全には切れません。つまり暴力を振るうには至らないのです。しかし女性の方は、イライラと機嫌が悪いのはすぐに察知でき、何が気に入らないのか?漠然とした不安を抱えて常に顔色を窺い、すごく精神的にも辛い時でしょう!
- 爆発期
積りに積もったストレスが限界にきて爆発するときが来ました。暴力を振るい相手を攻撃し、DVはだんだんエスカレートしていき、自分でもコントロールできない場合もあります。些細な事で切れてしまうので女性の方は、恐怖で何も出来なくなります。
- 解放期
DV加害者がはっと我に返る時期です。暴力を振るいストレスが解消されて、深く反省をして謝罪する姿勢を見せます。プレゼントを贈ったり、思いやりや優しさを見せます。
女性側は、「この人は本当は優しい人なんだ!」「この人には、私の存在が必要なんだ!私がいなければこの人はダメになってしまう!」と思い込んでしまったりします。
そしてまた、緊張期~爆発期~解放期と一定の間隔によりDVは繰り返していきます。
緊張期~爆発期までの期間は必ずしも一定ではありません。1週間でサイクルがやってくる場合もありますし、半年してからやってくる場合と決まってはいません。
DVをする側のストレスのたまり具合にもよると思います。
このように24時間365日DVをされているワケではありません。DVには必ずDV~休止~DV~休止というように一定のサイクルで成り立っているのです!
DV被害者に早く別れるように離婚を進めたり、別居をして離れるようにアドバイスをしても、なかなか実行に移せないでいるのが現状でしょう!
なぜかって言うと私が離婚や別居に踏み切れずにいた経験があったから、DV被害者の心情は痛いほどわかるのです。
でもDVは、たまに見せる優しさと暴力を上手に使い、女性をストレスのはけ口にして、自分の思うように行動するようにコントロールしていきます。女性はどうしても、精神的、経済的な両面でDV男性に頼ってしまう共依存の関係が成立してしまいます。
今必要なのは、DVの被害に遭っている人は自分がDV被害者であると認め、DVのサイクルから抜け出すことを目指して行きましょう。。DV男性の時折見せる優しさなんて、偽物の優しさなのでだまされてはいけません。本当の優しさを知っている人は,そもそも女性に暴力は振るいませんし、暴言も言いません。相手の本質をしっかりと見極めれ
ばDVから抜け出せますよ!
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