モラハラって何？詳しくはコレ！
こんにちは！
今回のテーマは、モラハラについて深く掘り下げていきましょう。
モラハラ（モラルハラスメント）の被害は、近年非常に増加してきています。DVと同様に随分知られるようになってきましたが、では一体モラハラとは？あなたは自信を持って答えることが出来ますか？
最近は、ひどく殴られて全身アザだらけになる被害は、以前よりも少し少なくなってきているようにも見えます。その反面モラハラは年々増加傾向にあると言われています。
「怒鳴る」「不機嫌な態度をとられる」「無視をされる」「大きな音を立ててドアを閉める」等が、モラハラなのでしょうか？加害者は態度や言葉による嫌がらせを繰り返し、被害者に大きな不安、苦痛、恐怖を心に植え付けます。
加害者とは？
一般的にモラハラをする人とは、言動が乱暴で、人を傷つける行動を平気で行うような人なの？すごい強面なのでしょうか？
「いいえ！」
ほとんど大半は社会的な評価がある程度はあり、優しく穏やかで既婚男性の場合、子供をかわいがる子煩悩な父親。一見して「まさか！あの人が？？」と思われるような意外な人物が、人目を避けた家庭内で、ターゲットを選びに選んで、精神的な暴力を振るっているのです。
それにとても弁がたち、次々に言葉を畳みかけてきて、少しでも反論しようものなら、機関銃のように説教を始めます。
被害者の立場は？
モラハラは、非常に巧妙で執拗な嫌がらせが典型です。主に家庭内という密室で起こる場合、些細な日常生活での出来事や、自分の振る舞いについて思いがけない時に、理由も分からずに怒られ、急に不機嫌な態度をとられたりされると、次第にビクビクと相手の顔色を窺うようになり、毎日緊張する生活を強いられます。
しかし、加害者の顔色を窺っても、加害者のモラハラの爆発は止められません。
出来るだけ怒らせないようにする方法なんて分かりませんよね。
いつも、神経を張り詰め、「失敗しないように！」と祈っているのです。
（例）
ある日、義母が布団にもぐって午前中ずっと起きてきません。お嫁さんは、「具合でも悪いのかな？」と、心配をして声をかけるも返事がありません。熟睡しているようには見えません。何度も声をかけ「食事は？薬を飲みますか？具合が悪いのですか？」一切返事がありません。
義母は昼過ぎにやっと起きてきました。
お嫁さんは義母にはおかゆ。自分と夫と子供には焼きそばを作りました。
義母は突然怒りだしました。自分たちだけ美味しいものを食べるのか？と・・・
お嫁さんは、義母がなかなか起きれない様子のようだし、具合が悪いみたいなので、消化に良く食べやすいものをと思いおかゆを煮たのです。でも義母は、「普通はおかゆも煮ました。でも、焼きそばも作ったので食べませんか？」とお伺いを立てるべきだ！と言ってきました。
その後は、「食べさせたくないんだ！」「自分は粗末に扱われている！」「嫁に意地悪をされている！」と責められました。それもずっと延々説教という形で続きました。
終いにはお決まりのセリフ「出て行け！」「子供を置いて一人で出て行け！」「お前なんていなくていい！」こうなってしまったら、理不尽でも自分が謝りその場を収めないとどうにもならなくなっていきます。
この様に直接殴るなどの目に見える暴力じゃなくても、人を不安にさせ、毎日何かしらの攻撃をされれば、もう恐怖でがんじがらめになり、加害者に一挙一動におびえるようになってしまいます。
- 人に気持ちを踏みにじって不安にさせる
- 理不尽な行動をとる
- 些細な事を取り上げて相手に非があるかのように怒り出す
- 言葉や態度で巧妙に人の心を傷つける
このような事が家庭内で日常的に繰り返されているのが「モラルハラスメント」なのです。
孤立化の原因に
日常に隠れている巧妙な「見えない暴力」のために、とても苦しんでいる人が多数いるのです。DVと比べてケガとして表に出るわけでもなく、証拠を残すことも困難で、他人に被害の詳細を説明をしても、果たして理解してもらえるのか？
どうしても、何も言えなくなり次第に孤立してしまいます。
この状態がずっと続くと、自分の考えを主張するより「この場を上手く納めなくてはと、納得がいかない事でもとりあえずは謝り、相手に従わなくてはならない！」となります。
嵐（モラハラ）が過ぎ去るのをじっと待っているのです。
被害者は、「私の何が悪かったのか？」と自分の行動を振り返ってみますが、心当たりはありません。余計に不安だけが募るのです。
原因が分からないので対策もとれません。
どんなに頑張っても、どんなに努力をしても、加害者は突然怒りだし、あなたがあれこれと工夫をして対応しても防ぐことは出来ません。
どうしてなのか？
今被害に遭っている方は、なぜ？私がモラハラに遭うのか？理不尽な思いもあるでしょうね。
目的は、あなたに主体的な行動をさせないため！
あなたから、モラハラ（DVも含む）問題への「何とかしなくては？」という対処しようという力を奪い、支配し、身動きが取れないようにするためです。
怒ったり、怒鳴ったり、説教をして、無理矢理謝罪させたりするのは、あなたの精神に恐怖を植え付ける為なのです。絶対服従をさせ、あなたに対して、「今日は言い過ぎてしまったから明日きちんと謝ろう」とか、反省をして自分の態度を改める気持ちなんてさらさらありません！
あなたの行動に何も悪いところはないのです。何か些細な事が原因だとしても、それはきっかけにしか過ぎません。
あなたがどんなに一生懸命努力をしても、心からあなたを認めることはないのです。
対処法は？
とにかく加害者から離れる事。距離を置いてください。これしか有効な手段は見つかりません！！
モラハラは止みませんよ。
モラハラを止めさせて更生は？
これは加害者がモラハラをしている事を認め、相手に心から謝罪をし、自分から治そう更生をしなければ！という強い決意と意思が必要なのです。
モラハラ加害者に、自分がしてきたモラハラを認めさせ、心からの謝罪をさせ、治そうという決意をさせる事って出来ますか？？
ハッキリ言って不可能！なのです。そもそも、悪い事という自覚もなければモラハラの自覚もなし。謝罪なんて無理なのです。
よく「悪かった！もう一回やり直そう！反省をしている！」と、おそらく一回以上はこの言葉を聞いたことがあるという方もいるでしょう。「そこまで言うなら今度こそ本気なのだろう！」とつい夫の事を信じてしまうと、また元のモラハラ夫に戻るのも時間の問題でしょう。
モラハラ加害者が自分のモラハラをするという事を認めることはまずありません。本気になって変わろうと思っているとは信じない方がいいでしょう。
とにかく別居をして距離を取って下さいね！
私の所に、最近はモラハラの相談件数がとても多くなっています。それだけ悩んでいる方が多いという事なのです。モラハラ問題をブログ上でシリーズとしてしばらく続けていこうと思っています。参考にして頂ければ幸いです。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
まずはお気軽にあなたのお悩みをお聞かせください。
