DVがエスカレートしていく仕組みについて
こんにちは！
今回のテーマはDVがエスカレートしていく仕組みを、DVのサイクルと共に考えていきたいと思います。
DV（ドメスティック・バイオレンス）は、夫や恋人関係など親密な関係にある間柄の人に対しての暴力の事を言います。
DVがエスカレートしていく経緯
DVの傾向やその頻度は、人それぞれに違いはありますが、DVはだんだんにエスカレートしていく傾向にあります。最初は、軽く頭をたたかれて、DVとは気づきません。これに、気を良くして、次はもっと強くたたいていき、物も投げてみよう・・・と、このように最初は気にも留めていないようなことから、徐々にDVも、激しくなっていきます。
この時に、相手に女性は大したことがない事と、気にせずに何も言わないでいると、DV男性は内心「しめしめ」と思っているでしょう！
これでDVを出来る相手の確保は出来た！と思っているのです。
なので、ここで出来るだけ「何か変だな？」と思ったら、遠慮せずに声を出すことが大事になってきます。「今、私にしたことは間違っているよね。そういうことは止めて欲しい」とはっきりと拒絶しましょう！「もう、二度としないで」と強い口調で言っても構いません！
DVのサイクル
DVには一定のサイクルがあります。
ＤＶ～休止～ＤＶ～休止というように、一定のサイクルにより、ＤＶは繰り返されます。暴力を振るい、次の日はけろっと何事もなかったかのように、テレビを見て笑っています。
そして、次のＤＶが始まるまでの期間、自分の内面にストレスを溜め込んでいます。溜めに溜めたストレスを、発散するときがやって来ました。
仕事に対して、上司や同僚に評価をされない不満や、何となくバカにされたかも知れない等、ＤＶ男性は、プライドが高いので、自分を否定されたりされるのを嫌い、イライラを募らせていきます。
ほんの些細なこと（メールの返信、話の受け答え、話している言葉使い）で怒りは爆発し、女性は、どうしてこのような事で、理不尽な暴力を受けなくてはならないのかと悩みます。
何がいけなかったのか？自分に至らないところがあったのか？と思いを巡らせて、自分を責めてしまいます。
ＤＶ男性は、女性をコントロールして、常に自分の支配下に置いて優越感を得たいと思っていますので、ストレスの限界が来ると、突然ＤＶが始まります。
突然始まりますので、ＤＶを予測して殴られそうになったら、さっとよけて反撃をしたりといった、ドラマのシーンのようなわけにはいきません！
本当に、突然ＤＶを受けてしまうのです。この時、ＤＶ男性の方は暴力の衝動を抑えることが出来なくなっていますので、大変危険です。何をされるか分かりません。
そして、女性を無力にさせ、コントロールされるようにＤＶに対して、恐怖心を植え付けていきます。
そして、ＤＶの休止期間が来ます。
この期間は比較的安定していて、穏やかに過ごせる時期です。この期間にＤＶ男性がとる行動は、「もう、二度と暴力は振るはない。悪かった」と約束をしたりしますが、女性はそれを真に受けてはいけません。相手は、そんなつもりはさらさらありません。
また、次のＤＶに向けてストレスを蓄積させ溜め込み、また、発散させていきます。
このサイクルが繰り返され、終わるということはありません！
ＤＶ～休止の期間はどのくらいなのかは正直分かりません。半年～なのか？３か月なのかは人それぞれでしょう！でも、このサイクルの期間が短くなってきたか、あるいはＤＶがもっと激しくなってきたら、もう、迷っている時ではありません！
今すぐ、避難を開始しましょうね。公共の機関でしたら、受け入れてもらえますし、まずは身の安全を確保していきましょう！
大切な体と命を守りましょう！
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