DV被害に気が付いたら?あなたでもできる対処法!
こんにちは!
今回のテーマは、DVをされている人に気が付いた時の対処法について見ていきましょう!
DV(ドメスティック・バイオレンス)にはいくつかの種類があります。身体的DV、精神的DV、経済的DV、性的DV。DV被害は他人には、話しづらい内容でもあるので表立って表面化はしませんが、潜在的被害者はとても多いのです。
DVをする人は、何か問題が発生しても、じっくり相手と向き合って、思っている事を話し合って解決しようという方法は取らず、相手に手を挙げることで、分からせたり、従わせたりという方法で、言う事を聞かせる手段のために暴力を振るいます。その方が手っ取り早く問題が解決すると思い込んでいます。
暴力を振るって問題は解決はしません。却って、お互いの信頼関係が壊れてしまいます。DV夫とはまともに話し合ったことなんてなかったという方多いと思います。人と向き合うことが出来ない。向き合ったら自分の方が悪いという事が露見してしまうのが怖いから。気が小さく、自分より力の弱い者にしか大きく出られない、気の毒な人なのです。
DVの最中は、おそらく頭の中は真っ白で何も考えてはおらず、女性を吹っ飛ばしても、拳で顔を殴ろうともお構いなし!切れている最中はDVは止まりません。DVが止みふと我に返ってすぐ謝罪するタイプもいれば、けがをした女性に対して全く無関心なタイプもいます。この無関心タイプは「えっ、俺今何かしたっけ?」と言う頭空っぽなタイプもいて、こんなひどい暴力を振るった後でも、笑ってテレビを見ていられる神経も持ち合わせています。
DVは日常化
DV被害者が周りの人に「夫からのDV」を話すことはまずないでしょう。知られたくない、隠しておくべき事だと思い辛くても、口をつぐんでいます。しかし、不自然なアザや傷があったり、仕事を度々休んでいる、笑顔がないなど小さなサインは確実に出しています。DVは成人女性が被害者になるとは限りません。DV家庭では弱い立場の子供にも容赦なく刃を向けてきます。
暴力はもはや昨日、今日起きている問題ではなく、DV~休止~DV~休止と一定のサイクルで起きていて暴力の程度もどんどんエスカレートしていき、女性一人の力ではどうすることも出来なくなっていきます。DVの怖いところです。
見て見ぬふりはしない
家庭内の問題は他人が口を出す問題ではない。自分がDVに遭っているわけじゃないから関係ない。面倒な事に巻き込まれるくらいなら、知らんぷりしていよう。どういう言葉をかけたらいいのか分からない。
DV被害に遭っているんじゃないか?と気が付いたとしても、見て見ぬふりをしている人の本音はおそらく上記の理由ではないでしょうか?
DV被害者は人前では気丈に振る舞ってはいますが,陰では泣いているのです。DVを周囲から悟られないように周りに気を配り、笑顔を見せてはいても、心からの笑顔ではないはず。もしSOSを察知したならば、対処は難しいかもしれませんが、見て見ぬふりはせず、「どうしたの?大丈夫?」優しく声をかけて見て下さい。
DV被害者は、暴力を受けている事が発覚しないよう、日々束縛や脅迫をされ孤立をさせられています。理解者がいない孤独感の中、必死に理不尽な暴力から耐えています。どうしても逃れられない状況に、何にも出来ない無力感に取りつかれているのです。あなたの優しい一言で孤立から救われるのです。
相談されたら?
もしDV被害に遭っていると相談されたら?
被害者が話した内容に対してとにかく耳を傾けて下さい。下手にアドバイスは不要です。よく言いがちなのが、DVを否定することです。DV男性を見た目で判断は禁物です。DV男性=強面でいかつくいかにも暴力的な男性とは限りません。
DV男性は他人と接する時ほど、優しさや穏やかで人当たりの良いアピールを前面に出します。なので「あの優しい〇〇さんが?とてもDVなんて嘘でしょう?」
「あなたの勘違いなんじゃないの?」と、せっかく正直にDVの事を話しても、信じてもらえない~だったら言わなきゃ良かったという気持ちになり、もう二度と相談をしなくなるともなり兼ねません。
「どうしてそんな人と結婚したの?」「結婚前にDVをする人と分からなかったの?」「なぜ逃げないの?」これもNGです。
今更言われても、どうすることも出来ませんし、暴力を振るう人と分かっていたら結婚なんてそもそもしません。全く分からなかったから結婚したと思いますよ。なぜ、逃げないのか?逃げれる状況だったらとっくに逃げているだろうし、逃げることが出来ないから辛く苦しいという事を理解してあげましょうね。
まずは話した内容を聞いてあげる事。一緒になって寄り添ってあげることが今出来ることなのではないでしょうか?
相談後は、決して結論を急がせるのは辞めましょうね。別居?離婚?弁護士に相談?冷たいようですが決めるのは本人なのです。
どのような結果になろうとも、温かく見守ってあげましょうね!
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