夫婦ゲンカとDVは全く違う！その理由はコレ！
こんにちは！
今回のテーマは、DVと夫婦間のケンカとの違いを詳しくみていきましょう。
違いはなに？
まず夫婦ゲンカの場合は、どの夫婦も経験していると思いますが、二人の意見の食い違いや、考え方の違い、どちらかの裏切り行為が発覚したなどで、話し合うつもりがケンカに発展してしまった。激しく言い争ってしまい夫から手を挙げられてしまったなど、このような事が主な夫婦ゲンカと言えるものです。
ではDVの場合は？DVは、力の強い者が、力の弱い者を一方的に抑えて支配しコントロールすることです。この力とは、身体的（体格面、腕力面）、経済力、立場（嫁VS夫の両親）この差があればあるほど、弱い立場の側は辛く苦しくなります。
この様に夫婦ゲンカとDVとは違いがあり、ケンカをして一回思わず手を挙げちゃったのはDVではありません！
DVには夫婦ゲンカには見られない一定のサイクルがあります。簡単に言うとDV～休止～DV～休止と繰り返されていきます。蓄積期（ストレスをため込む）～爆発期（暴力を振るう）～解放期（一転して優しくなる）このサイクルはDVの特徴です。どのくらいサイクルに間隔があるのかは、DVをする人によります。サイクルが短く、一か月ごとにサイクルがやってくる人や、半年ごとのサイクルの人もいます。サイクルの間隔は狭まってきたり、暴力の内容もどんどんエスカレートし、身体に危険が及ぶ瀬戸際ならば、すぐ逃げて下さいね。命は大事です。
DVをなぜするの？
DVをする目的は、妻を殴ったり蹴ったりするのが楽しいわけでもなく、人に暴力を振るって面白がっているのではありません。暴力は相手を支配するための手段でしかないのです。自分のいう事を聞かせるためとして、手っ取り早く暴力を振るった方が、効率がいい事を良く分かっているのです。
誰彼構わず、見境なく人を殴るわけではなく、この人は自分にとって殴ってもいい相手だと認識し、相手を選んでいます。自分がとても支配出来ないかなわない相手（立場がずっと上の人）と思ったら、そもそも相手にしません。DVの対象者は妻、恋人関係、子供などどうしても弱い立場に限定されてきます。
これってDVなの？
DVには、身体的、精神的（モラルハラスメント）、経済的、性的、子供を利用するなど種類があり、どれか一つだけ当てはまるということはなく、複数のDVが合わさっている場合がほとんどと言っていいでしょう。
結婚して子供が出来た。普通は新しい家族が出来る喜びでいっぱいのはずなのに、家庭内では妊娠中なのに家族は理解してくれない。ちょっと座っただけで動かない、何にもしない嫁、家事をさぼっている、体調が悪くても、普段通りに動かされているなど。
おまけに夫は父親になると言う自覚や責任は全くなく、夜遊びをし、しまいには子供は欲しくなかったから「おろせ」！という始末。
妊娠中でもよく動き、運動のためにも普段通りの生活で過ごしましょう！と言われますが、相手を思いやれなかったり、どういう体調の時もあるのだから、無理はさせないように、疲れたときはすぐ休んでも大丈夫なように、周囲も理解をする必要があります。でもこのような事が日常的にある時は、例え暴力を振るわれなくっても、DVと言えます。殴る蹴るだけがDVではありません。発覚していないだけで本人も自覚していないケースもあるでしょう。例を挙げた内容に全部一致していなくても、似たような事をされたなど思い当たる節があるときは、気を付けて下さいね。
DVの原因は？
ストレス、飲酒、本人の性格、幼少期の環境などが言われています。でもストレスの高い仕事に就いている人がDVをするのでしょうか？本人の性格が短気で怒りっぽいからDVをするのでしょうか？幼少期に親から愛情を与えられなかったからDVをするのでしょうか？幼少期に辛い環境にいた人は一杯います。ではその人がみんなDV加害者なのでしょうか？そうではないですよね。幼少期に親の愛情不足や、親のDVを見て育った場合はDV男性になる可能性は高いとは思いますし、原因の一つにはなりますが、何事も「せい」にしてはいけないと思うのです。本当に悲惨な幼少期を過ごした人もいるし、DVとは無縁の人も多くいます。だから自分は幼少期に恵まれなかったからとDVを親の「せい」にするのは違います。子供の頃はDV家庭で育ったとしても、過去のDVを今また繰り返すことはないのです。DVからは何も生まれません。
大切な人に悲しい思いをさせるのはもう終わりにしましょう！
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