あなたは大丈夫?PTSDの症状はコレ!
こんにちは!
今回のテーマは、DVとPTSD(心的外傷後ストレス障害)について詳しく見ていきたいと思います。
DV(ドメスティック・バイオレンス)の件数は、毎年のように増加しています。ひと昔前は、DVと言うと隠されていて表ざたに出来ない存在のものでしたが、今は、それが表面化してきたという事になります。
長い間、繰り返し暴力を振るわれていますと、身体的にはもちろんですが、精神的にもダメージを負ってしまいます。PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉を聞いたことがあると思いますが、この、心的外傷とは、「恐怖」を伴うものであるという事です。
では、この場合はどうなのでしょうか?
失恋、電車に乗り遅れた、ペットが死んでしまったなどは確かにショックな出来事ですし、精神的には辛い出来事を経験したと言えますが、「恐怖」を伴っていたのか?と言うと違うと思うのです!
「恐怖」=心的外傷の経験が外傷性ストレスとなり、そのまま自然に回復しないで症状が残るのがPTSDなのです!
PTSDになる可能性があるもの
- 性的虐待をされた
- 家族に虐待された、殴られた事がある
- 交通事故の被害者
- 天災にあった
- DV被害者
- 命に係わる出来事を経験した、目撃をした
この様な経験をした場合はPTSDを発症してしまう可能性はとても高いと言えます!
心的外傷は、PTSD、パニック障害、うつ、アルコール依存症など、様々な病気を引き起こします。心的外傷は、ある出来事について忘れなければ、と思えば思うほど、考えてしまっていくら周りからもう忘れてしまったら!と言われても、忘れることが出来ないというのを「トラウマ」とも言います。
PTSDの4大症状
- フラッシュバック、悪夢を見る
DVをされた恐怖がリアルに蘇って思い出されてしまう。夢にその時の恐怖体験がそっくり出る。外出時にDV加害者(夫)にばったり出会ってしまうのではと思い怖くなる。
- 回避症状
恐怖=それを避けようとする感情が現れてしまいます。外出するとDV加害者に出会うから外出は怖いから出かけないようにする。または、どこにも出かけられなくなる。
- 不眠知覚過敏
夜眠れなくなります。あらゆることに対して過敏に反応してしまいます。突然涙が止まらない。テレビを見ていられなくなる。
- 気分の浮き沈み
落ち込んだり、また回復したりその日によって気分にムラが出ます。
DV被害に遭っている方は、その被害が長く、繰り返しDVをされている場合は、PTSDの症状に悩まされている方が多いと言えます。
でも、じゃあみんなPTSDになってしまうの?
PTSDになる人とならない人がいます。その違いは、「孤独、孤立感を抱えているか」です。やはり辛い現実を一人で抱え込んでいて、その辛いという事を周りに言えない方は、PTSDになりやすく、また回復にも時間がかかると言われています。
私はPTSD自体は余り問題ではないと思うのです。DVにより傷ついてしまった人としての心の絆や、人を頼って良いんだよという心の回復が大事でしょう。心の絆と心の回復が出来ればPTSDは回復していきます。
DV被害者の心のケアとは、「今、出来ることをして、日常生活を取り戻すこと!」が大切だと思います。生活のリズムを取り戻す、3食きちんと食事をとる、仕事に就くなど、一つ一つ出来ることを増やして行って下さい。焦らなくても大丈夫です。家族の方も、温かく見守ってあげて下さいね。
もう暴力は振るわれないのだ!という心と身体の安全の確保が大切です。そしてDVが少しでもなくなるように、心の思いやり優しさが今一人一人に必要になっています!
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