DV被害に遭ってもなぜすぐに逃げない心理はコレ！
こんにちは！
今回のテーマは、なぜそんなに暴力を振るわれてひどい目に合っているのに、さっさと逃げないのか？この問題を深く掘り下げていきましょう。
なぜDVをするのか？DVとは、力による「支配」です。自分の思う通りに相手を従わせることを、暴力を使って行っています。暴力を振るうことはあくまで手段に過ぎません。DVの種類（身体的、精神的、社会的、性的、経済的）の中から、どうやったら相手を支配することが出来るのか？最も手っ取り早いベストな方法を選び、繰り返し使います。そのため「支配する人」「支配される人」と言う関係が出来てしまいます。
なぜ逃げないの？
- 恐怖心があるから
DV被害に遭ってもなぜ逃げない、逃げられないのか？そんなに非道な事をされているならさっさと逃げて連絡を絶てばいいのに？そう思われた人もいるかも知れませんね。
でもDV被害者にとって「逃げる事」は恐怖でしかないのです。逃げる事＝相手に逆らう事なので今よりもっと凄惨なDVをされる！何を言われるか分からない？と自分が逆らえばもっと辛くなると思うと逃げることは出来なくなっていくのです。
- いつか理解してもらえるだろう
夫に対して側についてあげないとダメ！いつか自分の事を分かってもらえる、理解してくれるだろう！と期待をしてしまうと、なかなか今の状況からは抜け出せなくなってしまいます。理解を求めても一生かかってもあなたの願いは叶えられないでしょう。
- DV被害に遭っている事を知られたくない
非常に多い理由だと思います。やはりDVをされている事を身内や友人、職場関係の人には言いづらい内容でもあり、誰にも言えずに一人で抱え込んでしまいがちになってしまいます。
- これくらいのトラブルは当たり前
結婚生活にまあ程度はありますが、少しくらいのトラブルやケンカはどこの家にもある事、我慢も必要だし、特に同居の場合はなおさら。みんなが我慢しているなら自分も我慢しなくてはと思ってしまう。
この様な理由から逃げたくても、逃げられない状況に追い込まれていってしまいます。
DV被害者になる人は自分にも何か暴力を振るわれてしまう原因があるのでは？と思って、自分を責めてしまう方も多いと聞きますが、あなたは何も悪くはありません。DVをする人は、暴力を振るうきっかけをいつも探しています。四六時中です。だからDVの発生は避けることなんて出来ないのです。
DVをする人は、一見するとごく普通で人当たりも良く好印象で、DVとは結び付きません。自分が正しい事をしていると証明しなくてはならないので、正当化するためには大声を出し、怒鳴りつけて相手に口答えさせないようにします。
「自分は何も分からない妻に世間の常識をたたき込んでいるんだ！」とゆがんだ自分流の価値観があるため自分を正当化します。どんなにひどく凄惨なDVをしていても女性を支配をするためには暴力は必要なのです。
対処法はあるの？
DV被害に遭っている方はかなり辛く苦しい状況に置かれていて、DV問題は対処したからと言ってすぐに解決できる簡単な問題ではありません。でも今逃げようと思った時がチャンスなのです。この時すぐ行動を起こして逃げないと、もっと後回しになり更に逃げにくくなっていってどうすることも出来なくなっていくでしょう。子供がいる方や経済的な心配もある方は、この先逃げた後の生活はどうなるのだろうと不安でしょう。
DV問題は自分一人で解決するには重すぎる問題です。一人で抱え込んでいては先には進みませんから、積極的に相談をしてみましょう。無理だと思っていても、あなた一人ではできなくても、協力者が現れたり、支えてくれる人が見つかったりするかも知れませんので、諦めないでください！助けがきたら、協力者の手を迷わず握って協力を求めてみましょう。
DV、モラハラ問題のご相談を受け付けています。
まずはお気軽にあなたのお悩みをお聞かせください。
