DVの共依存の心理とはコレ!
こんにちは!
今回のテーマは、DV加害者と被害者の共依存関係とその心理を見ていきます。
DV問題で長い期間DVに苦しんできている方の特徴に相手に依存している場合が多く見られるのです。加害者、被害者双方がお互いを必要としている関係を共依存と言いDV被害者がDVの環境から逃れられない一因ともいわれています。
DV加害者の心理
日々過ごしている中、身の回りで起きた嫌な事やストレスを解消するために、発散する対象者がどうしても必要になってきます。普通の感覚ではストレスの解消は、趣味に没頭したり、運動や好きな事をして解消しますが、加害者はそれが出来ないのです。当たり散らす存在を確保するため、嫌な事があったら対象者をモラハラやDVなどで痛め付けることで、スッキリ解消しようとします。DVの恐怖を相手に植え付けて離れるとひどい目に遭ってしまうから、離れられない共依存の関係を作り上げることで、離れていかないだろうという安心を得ているのでしょう。
アルコール依存=お酒を飲むことで安心
ギャンブル依存=競馬、競輪など賭け事に興じることで安心
DV依存=高圧的、威圧的な言動をしても、従順に受け入れてくれる被害者の存在に安心
加害者は自分が暴力行為と言う過ちを認められずに、ありのままの自分が受け入れられなく、努力をすることは、自分に至らないところがある、大したことのない価値がないと自覚することになるから、自分を高める努力は一切しません!
結婚生活でも共依存だと、夫は妻に依存して、妻も夫に依存するように夫側が仕向けてきます。特に結婚、妊娠、出産など身動きが取れなくなって離れられない環境を自然な形で作っていきます。
DV被害者の心理
責任感が強くて真面目、言われたことは完璧にやり遂げようという忍耐力もあり、思慮深く優しい性格でもあります。信じた相手にはとことん尽くします。このDV家庭を根本から改善するべく必死にぶつかっていく過程で、自分も大きく成長するだろうと本気で思っています。自分の存在が相手にはなくてはならないし必要なのでは?と思い、なかなか共依存からは抜け出すことが困難になってしまうのです。
被害者は自己評価が低く、自分に自信が持てない方が多いのです。相手がいかに暴力を振るう相手でも、献身的に相手に尽くして必要とされようとするところに、自分の存在価値を見出し希望を見い出しています。
(以前の私がまさにそうでした。全てにおいて当てはまっています!)
対策はあるの?
あります!この共依存から抜け出し克服することがまず第一歩になります。
- 共依存にあると自覚する
自覚をしていない方がほとんどでしょう。自分では分からないもの。別れなくてはいけないんだけど、なぜか別れることが出来ない!または一旦別れたけどよりを戻してしまったというのは共依存に陥っていると言えます。
- 自分の価値を見出す
相手に依存をしてしまうと、自分の楽しい事や喜びを自分の中ではなく他人から得ようとします。こんなことをしたら嫌われてしまう、失いたくないから従おうと自分の意見は何も言えず、服従してしまうのです。
大切なのは、誰かに必要とされるために生きるのではなく、一人でも楽しく生きていけると一人の時間を思いっきり楽しむ事。これが出来るようになると、自分に自信が付き、自分も大切に出来ますよ!幸せだと感じることは自分の中にあります。自分が楽しいと思う事、面白いワクワク感を大事にしましょう。きれいな星空や真ん丸の月を気の向くまま眺めるのも素敵ですし、色とりどりの花々やかわいいペットに癒されたり。何でもいいのです。楽しい、好きな事を見つけましょうね。
- 相手とは距離を置く
DVならなおさら。時には命も危ぶまれてしまいます。暴力は次第にエスカレートするという傾向もあるので一層警戒しましょう。
離婚まで行かなくても一旦距離を置く事をオススメします。
時間が経ってくると、物事を客観的に見ることが出来ます。いかにDV環境が異常でおかしかったかのか、理解してきます。もう二度とあの家には戻りたくないと目が覚めるでしょう。距離を置いた後、これからどうするのか?この先の進む道も見えて来るでしょう!
離婚も覚悟しましょう
DV加害者は、被害者に特に強く依存しているので、絶対に手放したくないのです。もう愛情とは言えませんよね。自分が支配し、コントロールしている対象を失う事が耐えられないのです。いなくなれば、それこそ血眼になって探し、職場に電話をして押しかける。居場所を突き止めたら執拗に追いかける。離婚裁判などはもう許さないでしょう。徹底的につぶしにかかります。居所が知れれば非常に危険に晒されるでしょう。
こっちも覚悟を決めて戦いましょう!身の安全を確保しつつ、弁護士に相談し早期の解決を図っていきましょう。
DVの共依存は、克服するのは精神的にも辛いと思います。背景には、子供を家に置いて出てきてしまった場合の心配、経済的な心配、DV夫の心配などで、自分がいなくては夜も明けないのではと結局DV夫の元に戻ってしまうというケースも本当にあります。
でも、幸せは常に自分の中にあるのです。暴力を振るわれて幸せを感じられますか?本当に今のままでいいんですか?ここで自分の人生を取り戻すチャンスだと捉えてみませんか?
自分らしい生き方が出来ますように多くの方が幸せを感じられますように!
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