DVで逃げる時子供は連れて出れるのか？
こんにちは！
今回のテーマは、DVで家を出る場合の子供の問題です。
その家庭環境によってDV被害は違いますが、いずれは我慢できないくらいDVはエスカレートしていきます。急に恐ろしい暴力にはなりません。徐々に段階を経ていつの間にか耐えられないモラハラをされ、味方を失い、いつの間にか悪い方は自分にされていたなんてもう他人事ではなくなっていくのがDVの怖いところなのです。
実家との関係は？
子供がいる方は、子供は連れて出ないといけない、どうしよう！家を出た後の生活はどうなってしまうのか？まだ、実家が理解があって手を差し伸べてくれる存在であれば力になってもらいましょう。頼れるものは頼ってもいいと思うのです。
では実家が協力してくれない場合はどうでしょうか？例え自分の親であっても、理解してくれずに多少の暴力なんて当たり前、お前の我慢が足りないのが原因だ！なんてかえって一喝されてしまった方もいるでしょうし、実家に身を寄せても家に居づらくなり親との関係も悪化したら、もう家を出なくてはなりません。
DVで家を出る場合、実家に逃げるのは危険な場合は止めましょう。DV夫が押しかけて来て、強引に連れ戻される懸念がある方は実家は避けて、DV夫が知らない避難先を見つけましょう。
準備をしましょう！
DVは時として身の危険に発展してしまいます。家を出る決意が固まったら、準備をしていきましょう。
- DVの証拠を集めましょう
どうしてもDVを証明する必要がこれから出てきます。DVが真実なのか？ただDVがありましたと言っても、誰もあなたがDVをされているところは見ていないのです。DV夫は、100パーセントDVを否定します。なので、DVが日常的にあったという証明をする必要があるのです。暴力を振るわれている場面を録画する。暴力を振るわれてケガをした写真。医療機関に受診した証拠や、ケガの診断書。暴言を吐かれた音声を録音する。
日記をつけてどんなDVをされていたのか記録しておく。より具体的な物がいいでしょう。出来そうなことから始めてみてください。
- 自分の持っていく荷物や子供の荷物を整理してまとめておく
出来るだけコンパクトにまとめて、すぐ持ちだせるところにまとめて置きましょう。
子供がまだ小さい場合は家を出るにも出やすいと言えます。ある程度年齢が大きければ学校の問題がありますから大変だと思います。おそらく学校は転校しなくてはならないでしょうから、子供にも話せるようならある程度は話してもいいでしょう。
身の危険がある方は
余りにひどいDVで身の危険を感じたり、刃物を持ち出して脅される。子供にも暴力を平気で振るうという状況ならば、いっその事シェルターに入所するのも考えましょう。シェルターならば、子供も一緒に入れますし、学校にはいけませんが安全は確実に保証されます。これからの生活の支援や相談にも乗ってもらえるでしょう。DV夫と離れることでこれからの生活をどうしたらいいのかも落ち着いて考えられるでしょう！
子供と一緒に家を出れない方は？
それぞれの家庭の事情があると思います。母親だったら子供は絶対手放してはいけない！手放すのは母親失格！例え殴られても蹴られようとも子供の手は放してはならない！いろいろな意見があり賛否あると思います。でも、どうしてもそうしなくてはならない事情もあるのです。実際私は手放しましたし、もちろん手放さなくてはならない選択を迫られたからであって、今でも我が子は我が子ですし、もう成人し自分の人生を歩んでいるのを、影ながら見守ってるつもりです。
子供と一緒に暮らせない辛さは自分が思っている以上に私を苦しめていました。置いて来てしまった後悔や罪悪感は心に修復することが出来ないくらいの傷を残し、元夫や舅姑を恨んだりもしました。
でも時にはどうすることも出来ない事があるという事。仕方なかった事情があり、もちろん他人は窺い知れない自分自身の問題なのです。向き合う事でどうにかなるのか？分かりませんし答えは出ませんでした。
子供と会えない方は
DVをする男性は本当に自分勝手なもの。普段全く子供なんて構わないくせに、いざとなると子供は渡さない、親権は俺の物。家の敷居はまたがせないと言ったと思ったら、やり直したい、自分の悪いところ治す。もう一生暴力は振るわない。子供達も心配しているから戻ってきてくれと泣きついてくる。
定期的に会える方は幸いです。会える時は思いっきり子供と触れ合って下さい。子供も母親のそんな様子に安心するでしょう。いつまでも子供は小さいままではないから成長するうちにまた一緒に暮らせるチャンスもあるかも知れません。
全く会えない方もいると思うのです。私は本当に縁と言うものがあるならば、きっと、子供とも再会できると思うのです。
いずれ引き合わせてもらえます。向こうから会いに来てくれたり、知り合いを通じて再会出来たりする場合もあるので諦めないでくださいね。
私はDV被害の影響でずっとPTSDを抱えていました。心に受けた深い傷は消えることはなく、一層私を苦しめていました。でもまた新しい出会いによって家族に恵まれ、また子供を授かることが出来たことが自分の人生の転機になり、PTSDを克服し日常を取り戻すきっかけとなりました。また子供と一緒に過ごせる喜びは、私にとってかけがえのない毎日となり、また人として長い間失っていた喜びやうれしさ、悲しい、怒りの感情も取り戻すことが出来ました。徐々に人間らしさを取り戻し、子供の成長と共に、仕事が出来るまでに精神面も回復しました。本当に感謝です。自分だけの力ではここまでは出来なかったでしょう！
私はこのような経緯でしたし、そんなにうまくはいかないのが人生であって皆さんの参考にはならないと思いますが、諦めなければ何とかなるのです。今は苦しいかもしれませんがいずれ終わりは来るのです。その時、自分はどうなっているでしょうか？一回り大きくなった自分がいる事でしょう。苦しみの先には喜びもあります。苦しみが成長の糧となり大きく成長し、人の心に寄り添える温かな心が芽を出し大きくあなたを包んでいくことでしょう！
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