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DVと発達障害との関連はあるの?

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こんにちは!

今回のテーマは、発達障害アスペルガー症候群)の暴力と一般的なDVの違いについてです。詳しく見ていきましょう!

 

アスペルガー症候群とは?

 

発達障害自閉症の一種)です。最近では高機能自閉症と統合されて自閉症スペクトラムと呼ばれています。知的な発達の遅れがないタイプです。

学校や社会生活を送るうえでコミュニケーションをとることが難しく、興味や関心が狭く行動も特徴的な所があります。

 

アスペルガー症候群の特徴

 

  • 相手の視点に立って考えることが苦手
  • 自分と他人の区別がつきにくい
  • 場の空気を読むことが苦手
  • 会話の行間を読むことが出来ない
  • 言われたことを文字通りに受け取ってしまう
  • 思い込みが激しい
  • 冗談が通じない
  • 物事にこだわりが強く、興味の対象が偏っている
  • 耳からの情報は入ってこない(言ったことを言っていない。聞いたことは聞いていない)のでトラブルになる事もある

 

この様な特徴があります。知能の遅れはないとされているのでパッと目には発達障害があるなんて分かりません。

子供の頃はアスペルガー症候群だと医師から診断はされず、大人になり社会生活を送り、就職をし、結婚をすると、なんだか接していて違和感を覚えだし、あの人は何だかおかしいと周囲が気が付くと言うパターンが多いと言えます。

ではそんな発達障害を抱えている方とDVとの関連って?

一見無縁な感じがしますよね!

 

一般的なDVとは?

 

DVの暴力はコミュニケーションの役目を果たしています。DVをした後は、加害者は被害者に優しくなります。自分がしたことの埋め合わせをしようと、態度を一変し謝罪を繰り返したり、プレゼントをしたりして被害者が喜ぶであろうと思う事をして低姿勢になります。いわゆるハネムーン期ですね。

DVには一定のリズムがあると言われています。

DV~休止~DV~休止と緊張期から爆発期(DVが開始)を経て休止(ハネムーン期)というリズムを繰り返すという事です。暴力で相手を支配しコントロールしていきます。

これが一般的なDVと言われています。

 

アスペルガー症候群によるDVは?

暴力自体はそんなに多くありません。これは脳の発達障害がベースにあるためです。アスペルガー症候群は生まれつき脳の機能不全が原因なのです。

暴力を振るっていたとしても、精神的なパニック状態での暴力というのが本当の所。

だから一般的なDVのハネムーン期もありません。

 

暴力を振るうのは今の精神状態にはとても自分が耐えられないというパニックの時に、比較的現れやすいと言えます。例えば精神的にひどく動揺してしまう事を言われた。またはパニックとなる事を強要されたなど、外部からの刺激としての反応として、DV(暴力を振るう)をしているので、一般的なDVの目的(支配、コントロール)とは違うためなかなか理解されにくく、分かりにくいのです。

こだわりが強く自分の中で特にこだわっている「何か」があってそれが忠実に守られているうちはいいのですが、何かの都合によりそれが守られない場合は「怒り」に代わる場合もあり、突然カッとなりキレてしまう。

ちょうど地雷を踏んでしまっって爆発(アスペルガーの方に怒り)に周囲は巻き込まれてしまうという事です。

 

アスペルガー症候群が怒ると?

比較的穏やかな方もいます。アスペルガー症候群だから全部がDVや怒りっぽくなるという事ではありません。断定的な事は言えませんが、このような傾向がみられるという事です。それに生来の本人の性格や性質や育ってきた環境などで変わります。断定はもちろん出来ません。

 

アスペルガー症候群の方は一度にたくさんの事を同時に行ったり、マルチタスクすることが難しいのです。たくさんの情報を処理できずに頭はパニックになりパンクします。

この時に暴言や暴力を振るいやすくなります。

自分の思っている事を上手く言葉に出せない事でイライラしてしまい、暴言や暴力に発展してしまうのです。アスペルガー症候群の方は、人とコミュニケーションをとることが苦手なのです。しかし、言葉で相手を責める時の攻撃力は強く、DVやモラハラとなる場合もあります。

アスペルガー症候群の方は、自分の発言や行動によって、周囲がなぜ困っているのか?分からないのです。

「え~!嘘でしょう!普通だったら分かるよね!」と思ってしまいますが、アスペルガー症候群の方は、これが本当に分からないのです。本当に分からないから、自分が変わるとか、自分の行動を改める必要性を感じないのです。それは時にはワガママや、モラハラDVなのでは?と思われてしまうのです。

 

アスペルガー症候群カサンドラ症候群

 

ギリシャ神話に登場するトロイ王女の名前が由来となっています。

トロイ王女は未来を予知する能力があって、彼女が危険を知らせたり、これから起こるであろう出来事を言っても、彼女の言葉を誰にも信じてもらえないという境遇から「身近な人間関係での不条理で理不尽な状況に置かれ、社会から理解してもらえない」ことによる状況をカサンドラと言います。

 

アスペルガー症候群の夫を持つ妻が、夫との正常なコミュニケーションが取れずに孤立して心身を病んでしまうと言う問題も。

 

1,パートナーにアスペルガー症候群などによる共感性やコミュニケーションの障害がある

2,パートナーに関係してコミュニケーションのや思いやりのある交流がなく、そのために激しい対立や身体的、精神的な暴力があり、誰もその現状に理解していない

3,精神的、肉体的な不調がみられる。

(自分に自信が全くない、抑うつ、罪悪感を感じている、いつも不安、不眠症PTSD,体重が減る)

 

この事実を他の人に話しても、理解してもらえない。信じてもらえない。あなたにも問題があるのでは?と言われてしまうという辛さがあります。

 

カサンドラ症候群に陥ってしまう方には、共依存の経験者やアダルトチルドレンの方もいると言います。

「あなたのため、子供のためには我慢する」という自己犠牲な方。

「自分よりも相手や家族を優先する」相手優先な方。

「~するべき。~でなければならない」完璧主義な方。

「自由になるのは自分勝手」という罪悪感を抱える方。

 

これひょっとして私かも?

以前の自分の精神状態を振り返ってみると、カサンドラ症候群だったのではないだろうか?自分に当てはまっているところが多く、DVモラハラで辛かった頃の自分とつい重なってしまいました。

 

 

私は専門家ではないので、はっきりとした診断は出来ません。一致したからアスペルガー症候群であるとは言えませんし、決めつける事も出来ませんが、もしも思い当たる場合は専門家の診断を仰いでくださいね。心配な場合や、深刻に悩んでいる方は専門家の所へ!

 

カサンドラ症候群になってしまったら?

 

夫がアスペルガー症候群でも、ある程度は社会に溶け込み常識を見につけている場合、職場や友人知人関係等、外向きの環境では比較的上手く言っているものの、家庭内や妻との関係が悪化するケースは多いと言えます。

妻だけがその辛さを感じているので外側から(他人から)は見えにくいのです。ストレスは相当強いでしょう。

アスペルガー症候群は主に男性に多くいて、そのパートナーは女性が多い傾向にありますが、割合で言うとアスペルガー男性が七割、アスペルガー女性が三割と言われています!

カサンドラ症候群になり易い人は、真面目、几帳面、完璧主義、忍耐強い、面倒見がいい、優しい方が多いのです。DVやモラハラ経験のある方も、カサンドラ症候群になってしまう方もいます。

アスペルガー症候群の方が、社会性や思いやりに欠けた言動をしても、理不尽だと怒ったりせず、我慢して何とか相手を受け入れようとする忍耐強いところが、カサンドラ症候群の症状を重くしてしまう原因にもなっています。

自分でも気が付かないうちにカサンドラ症候群へと移行してしまうのです。

 

対処法は?

 

カサンドラ症候群になってしまったら、自分を責めてはいけません。パートナーを責めても発達障害アスペルガー症候群)なので何も解決はしません。

お互いを理解して歩み寄る事が出来ればベストなのではないでしょうか?

どう対処していけばいいのかは一人一人違ってくるのではないでしょうか?

なぜ?自分ばかりが努力をしないといけないのか?と腹も立ち納得がいかないと思われるでしょうが、アスペルガー症候群の夫を変えることは不可能に近いのです。夫を変えることより、自分が少し考えを変えてみる事に焦点を当てて見て下さい!

自分のために少しだけ考えを変えてみましょう。こういう人なんだ!と。

歩み寄ってみて本当にダメならば一旦距離を置いてみることも。

距離を置く事により心身が休まり、状況を見直すことも可能になるでしょう!

 

 

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