モラハラの加害者とはどんな人間なのか?
こんにちは!
今回のテーマは、モラハラをする人ってどんな人たちなの?よくあんなひどい事を平気で出来るのは一体どういう人なの?不思議で仕方ないと思っている方も多くいると思うので詳しく見ていきましょう!
みんなが誰でも自分を守るために、または仕方なくその場を上手く納めるためには小さな嘘や物事を誤魔化してその場を乗り切ろうとする事はよくある事です。
自分勝手な所が少しはあったり、人から認められたいなどはみんなが思う事なのです。誰だって認められないよりは認めてもらう方が良いことは分かっています。何かのトラブルに巻き込まれて相手を嫌いになったり、人を憎むこともあります。
ほんの一時的な感情によって、批判的になってしまい、後悔をしてしまうのが人間なのです。
しかし、モラハラの加害者とは?
一時的な感情で行動はしません!
自分のしたことに対して罪悪感は一切感じません!
いつも他の人を自分の利益のために操り、その後は破壊に導いていきます。
どうしてなのでしょうか?
加害者はいつでも内面は葛藤しています。
加害者は、自分の内面の苦しみや生きていくための矛盾を、他人に背負わせて心の均衡を保とうとするのです。でも自身の苦しみや葛藤には気付いていません。
しかし内面は不安や焦りを募らせていますから、他人に押し付けてしまいます。
この行為には悪意や故意はないといわれています。それ以外の行動はとれないのです。精神がおかしくなってしまうので、そうならないように自分を守っているのです。
幼少期に精神的にも辛い経験をしている加害者。ボロボロに傷つけられた経験から、他人に精神的な苦しみを与えて犠牲者を作り、自分を価値のあるものとする。そうしなければ生きてはいけないのがモラハラの加害者なのです。
加害者の人格は?
ズバリ自己愛的な人格を持っています。モラハラ加害者=自己愛性パーソナル障害と言われています。
以下の5つの項目に当てはまっている場合、自己愛性パーソナル障害である可能性は高くなります。
- 自分が偉くて重要人物だと思っている。
- 自分が成功したり、権力を持ったり出来ると言う妄想をしていて、その妄想には限度がない
- 自分は特別な存在だと思っている
- いつも人から褒め称えられたい
- 全てが自分のおかげで成り立っていると思っている
- 人間関係は相手を利用するのみ成り立っている
- 他人には全く共感出来ない
- 他人をいつも羨望している
少し詳しく説明しましょう。
上記に当てはまっている人は、自分が持っていないものを人が持っていたり、生きる喜びや楽しみを得ている人を見ると激しい羨望を感じます。そんなことを言っても自分の子供には甘いのでは?
自己愛性パーソナル障害は、自分の配偶者、子供や孫であっても例外はありません。楽しみや喜びは何らかの方法を使い相手から奪い取っていきます。ターゲットになってしまったら必然的に楽しみや喜びは奪われてしまい、ターゲットは憎しみの対象となるでしょう。
また情はなく、他人の感情を全く理解できず、自分自身の感情さえも乏しいのです。一瞬喜びを感じても、すぐに一転消えてしまいます。
悲しみさえも感じません。
家でペットとして長年飼っていた犬が死んでしまっても、加害者は悲しんでいるように表向きには映ります。しかしその内面の感情は怒りや恨みでしかありません。
誰かが世話を怠ったから。
散歩にもろくに連れて行かなかったから。
毎日の食事の内容がお粗末だったから栄養失調になって弱っていった。
可愛がってもらえずに死んでいったのでは?
この様にみんな人のせいにしてしまいます。
執拗で、他人を許さず人を蔑視し、他人からの攻撃は常に警戒しています。他人の悪意は自分に向けられていると感じ不信感や嫉妬心も半端ないです。自然の成り行きで仕方のない事でも自分に対する悪意の結果と捉えるところがあります。
故に、飼っていた犬が死んでしまったのは誰かのせいであって、犬の寿命ではなく陥れられた結果だと思ってしまいます。
大切なペットを失ってしまった悲しみではなく怒りや恨みの感情が湧いてきます。
非常に要注意なのです。
自己への過大な評価
自分は偉くて立派、自分は特別、すべて自分のおかげ、共感出来ない等は自己の誇大性にあります。自己愛性パーソナル障害の人の主な特徴は全てこの誇大性から来ています。
モラハラ加害者は自分が正しいのです。自分が常識であってみんながこの常識に従わないとなのです。自分は絶対という基準を周りの人に押し付けて、自分は優れた人物という印象を与えます。
生きていく事は辛いもの。結婚生活は幸せに満ちたものであってはならないのです。他人は悪意に満ちていて油断していれば陥れられてしまうと周囲にも言います。これが加害者の常識なのです。
他人には無関心で興味は一切ありません。
なので、人に対して共感をする事が出来ず、人の感情を理解することも出来ません。
その反面、他人からは注目されたり、人からは感謝されたいと思っています。
家族が生活できるのは全て自分のおかげだと思っています。
相手の事は行動から始まって、発言する内容をチエックして厳しく批判をし、自分に対しては批判や反論も許さないとなるのです。
加害者は自分の欠点や改善点に気が付かないようにするために、人の欠点を暴露します。
もし自分の欠点にうっかり気が付いてしまったなら、不安が高まって精神を病んでしまいます。相手を責め立てて追い詰めるのは、自分を精神病から守るための手段と言えます。
だからって加害者のしている事は許される事ではありません。そのことによって深く傷ついている犠牲者が多くいるのです!
ここで紹介したものはほんの一部でしかありませんが、モラハラ加害者=自己愛性パーソナル障害とはいかに危険なのかを理解して頂けたと思います。
人は自分の弱さを隠して、人よりも優位な立場に立とうとします。
ずっと昔から、良心のない、自分の都合によって人を操り、目的のためなら手段を選ばない悪人はいたのです。昔幼いころに見た時代劇のテレビで、部屋で密談をしている悪人たちがいて「おぬしもワルよのう!越後屋!」とせせら笑っている場面を思い出すのですが、テレビでは悪人は必ず成敗されるのですが実際は違うようです。
強い者、抜け目のない者が勝つ世情で、誠実さや思いやり、人としての温かな心は弱さでしかない世の中はやっぱりおかしいと私は思うのです!
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