HSPって何?詳しくはコレ!
こんにちは!
今回のテーマは、ストレスとHSPの関係です。
前回の記事に書いたある方の訃報。
大分精神的には落ち着いてきました。
人がいなくなっても、日々の日常は過ぎていく。そこには普段と変わらない日常があります。落ち込みはしましたが何とか生きていました。
ただ今まで興味を持っていたことに興味を失ったり、何かどうでも良くなってしまったり、心の変化はありました。
本当の私は、精神的には強いのですがストレスにはめっぽう弱いんです。ストレスに対しての耐性が低くて、日々のストレスも人より敏感に感じます。人に頼ることも苦手なのです。ずっと一人で我慢してきたり、乗り越えたりを繰り返していたら辛いことは全部一人で背負ってしまう。人に辛いとか、苦しいとか、思ってもなかなか言えなくなっているのです。これも私がアダルトチルドレンがゆえに、親に甘えたり出来なかったのも関係していると思います。
人によって気になる事は違いますよね。私は人よりもいろんなことが気になってしまうのです。些細な事にも常にアンテナを張り巡らせているようで、周囲のポジティブなエネルギーも、ネガティブなエネルギーもスポンジのように吸収してしまいます。
私のような感受性の強い人をHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)といい、人一倍繊細な人なのだそう。
よく分からない人のために簡単に言いますと、HSPはその人の気質です。精神的な病でもありません。
たまにふらっと一人になりたかったり、テレビドラマで感情移入して涙したり、人ごみにいるとぐったりと疲れたり・・・そんなあなたも私と同じHSPかも?
HSPとは?
感じるアンテナが高く人より多くの物をキャッチしてとても繊細な人です。
人の言動や感情、その場の雰囲気などの些細な事を無意識に感じ取り、ストレスを感じやすいのです。5人に一人いると言われています。結構多いかも。まあこれもその人独自の個性なのです。
4つの性質
細かく診断チエックはありますがここは簡単にします。
①物事を深く掘り下げて考える
②あらゆる刺激に敏感
③共感力が高く感情の反応が強い
④アンテナを常に立てていて刺激や物事を察知している
当てはまる方もいるでしょう。意識的にしろ、無意識的にしろ本当に疲れてしまい、一人になれる空間を大切にしましょう。ストレスが一気に爆発してしまわないようにね。
多人数の場では、人の言動や表情など一度に多くの刺激を一気に受けてしまい、そのため何もできなくなったりして「なんで私ってこうなんだろう」と必要以上に落ち込んでしまったりも。
昔私は会社の飲み会の席で、上司や先輩や同僚と上手く立ち回ることが出来ず、一体何を話せばいいのか分からず、でもその場の雰囲気を壊すことは出来ない。一人浮くことは許されない!何か話さないといけないだろうと内心は思っているのですが「どうしよう!」と焦り、結局上手く会話も出来ずに落ち込んでしまい、同じ同僚たちは会話も弾んでいたのを見ると「なんで私は・・・!」と落ち込んでしまっていました。
同じ思いをしているHSPの方!
大丈夫です。「聞き役」に回りましょう。自分で聞き役に徹することで、相手が求める返しが出来たり、一緒に共感も出来て、話せない気持ちが苦にならず楽になりますよ。
HSPは、相手の発する声のトーンでも、相手の気持ちが分かってしまいます。
相手のイライラが自分に向いていなくても、その怒りや悲しみまで無意識に感じて疲れてしまいます。
どんだけ敏感なんだ!HSPは!
人見知り
HSPは人と馴染むのに時間がかかるようです。第一印象は?悪く思われてしまったら?HSPは不安なのです。
私も学生時代に人見知りを経験していて、クラス替えがものすごく心配だったりして苦労しています。私のように親がネグレクトだったり、虐待を受けていた方は特に感受性の強い大人になる傾向があります。
トラウマを抱えた子供は、自分が家族にとって必要ない存在になったように感じています。さらに、子供が抱える繊細な心を世の中は理解してはくれません。なので必然と自己肯定は低くなっていきます。
知覚が敏感
人ごみの話し声、騒音、明るい光は苦痛なのです。温度の変化にも敏感なので、エアコンが苦手な人は多いでしょう。耳から入ってくる音や振動にも敏感です。
私は車の排気ガスも嫌いです。まあ、排気ガスが好きな人はいないと思いますが、人工的なものが苦手なのです。
例えば香水。風に乗って強い香水の匂いがすると「うっ!」となりますし、コロンさえ無理!年配の男性の頭の匂いも無理です。昔流行ったヘアトニックの香りをイメージしてしまい生理的にどうも苦手なのです。
いいなと思うのは石鹸の香り。草花のほのかな匂い。赤ちゃんの口の中のミルクの匂い。線香やお香の匂い。フルーツの瑞々しい香り。
当然シャンプーもボディーソープも化粧品も出来るだけ無添加です。
私も同様なのですが、HSPは生きづらさを抱えています。この世の中はHSPに合わせて動いてはいません。でもいいじゃない敏感でも。その共感性と感受性を維持していいのです。
HSPは持って生まれたもの。よって変えることは出来ません。
人は強くあれ!甘ったれるな!社会では通用しない!HSPの気質ゆえ周囲に理解してもらえず反対に誤解されてしまったり。
その結果、自分は人とは違うんだ!自分は人と比べると変わっているんだ!と自分を否定してしまいます。
でも自分を受け入れることが出来る時が来ます。それは今ではないかも知れません。もっと後になってくるかも知れません。
DV夫やモラハラ一家に対しての思いも、ずっと許すことなんて出来なかったでした。このブログ内ではすごく立派な事を記事にしていますが、そんなに私は「出来た人間」ではありません。たまにはおっちょこちょいな事もしますし、ネットには弱く、未だにパソコンやスマホも上手く使えません。
私が苦しみや葛藤にもがいていたのは、DV夫やモラハラ一家は許せませんが、一番許せなかったのは自分自身だったのでは。DV夫と付き合っていた頃、すでにこの男の本性に気が付いていましたが、見ないふり、気が付かないふりをしてそのままずるずると結婚してしまった。夫の両親も大っ嫌いでした。正直こいつらと一緒に暮らすなんて一生無理と思ってはいても、結局は同居して虐げられて、家を出る羽目に。
最初から上手くいかない事が分かっていたはずなのに!
何よりも相手の言いなりに甘んじてしまっていた自分。DVやモラハラをされていても受け入れてしまっていた自分。相手に依存していた自分。情けなかった自分。
DV夫やモラハラ一家を許せない以上に、自分を許せなかったのでは!
自分をもう許してあげよう!もういいではないか!
私がそう思えるようになれ、自分を許せるようになれたのは、亡くなった彼女のおかげかも知れない。
(前回記事参照)
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